ポイント
- 農研機構は、酪農経営向け「飼料設計支援プログラム」を、Google Colaboratory上に公開し、本日より利用申請を受付開始しました。
- 搾乳牛、乾乳牛、育成牛を対象に、経営全体で最も低コストな飼料メニュー設計案と自給飼料作付け案を同時に提示することができます。
- 希望者は利用申請・承認を経ることでプログラムにアクセス可能になり、Webブラウザ上でプログラムを実行することができます。
概要
農研機構は、農業生産者・行政団体向けに、酪農経営向け「飼料設計支援プログラム」をGoogle Colaboratory上に無料公開し、本日より利用申請を受付開始しました (Google Colaboratoryは、ブラウザから直接Python(プログラミング言語の一種)のプログラムを記述・実行できる、Google提供のサービスです)。
プログラムの特徴
これまで農研機構が配布していた「搾乳牛向け飼料設計支援プログラム」は 搾乳牛のみが対象でしたが、今回の「飼料設計支援プログラム」は搾乳牛に加えて、乾乳牛と育成牛も対象となりました。目標乳量、頭数、経営耕地面積、飼料の栄養価及び単価等の各種前提条件を記述したExcelファイルをプログラムにアップロードすることで、経営全体で最も低コストな飼料メニュー設計案と自給飼料作付け案を同時に提示することができます。
また、「搾乳牛向け飼料設計支援プログラム」では、利用者が自らのPCにPython環境を構築する必要がありましたが、「飼料設計支援プログラム」は、農業生産者・行政団体の方が利用される場合は新たに環境を構築することなく、利用申請・承認を経ることでGoogle Colaboratory上のプログラムにアクセス可能になり、Web上でプログラムを実行することができます。
利用申請方法
〇農業生産者・行政団体の方:
ご利用にあたってはGoogleアカウントが必要になります。ご利用を希望される方はGoogleアカウントを取得の上、以下の連絡先までご連絡ください。利用申請・承認後、無償で提供いたします。
〇民間企業等の方:
利用契約の後に、Google Colaboratory上ではなく、ご自分のPC上に構築したPython環境下で動作するプログラム一式を有償で提供いたしますので、こちらについても、ご利用を希望される場合は以下の連絡先までご連絡ください 。
〈連絡先〉
農研機構北海道農業研究センター広報チーム
cryoforum(at)ml.affrc.go.jp (at)を@に変えて