サトウキビは南西諸島の主要作物として知られています。かつては九州本土でも広く栽培されていましたが、現在は、熊本県宇城市、水俣市、鹿児島県阿久根市等の八代海沿岸地帯を中心にわずかながら栽培されているにすぎません。
この地域で栽培されたサトウキビからは黒糖が製造されていますが、南西諸島の黒糖に比べ約1.5倍という高価格にもかかわらず、お歳暮として人気が高く、予約の段階ですでに売り切れてしまい、一般には出回っていない状況です。
このように、九州本土の黒糖を活かしたサトウキビは今後、地産地消による町おこしや新しい商品開発の立役者となる大きな可能性を秘めています。
このため、九州沖縄農業研究センターでは、有明・八代海沿岸地帯の遊休地を有効利用した地域振興を目指し、黒糖向け品種および加工利用法の開発、サトウキビ栽培技術の改良等に取り組むこととしています。
つきましては、下記のとおり現地見学会を開催しますので関係者多数の方の参加をお待ちしています。
参加ご希望の方は、12月8日(金曜日)までに申込をお願いします。
プレスリリース
黒糖用サトウキビ現地見学会のご案内
情報公開日:2006年11月29日 (水曜日)
詳細情報
記
- 日時:
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平成18年12月12日(火曜日) 10時00分~13時00分
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- 場所:
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宇城市三角町郡浦地区市民館(下記地図参照)
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- 現地見学会内容:
- 1)有明・八代海沿岸地帯におけるサトウキビ栽培の現状と九州沖縄農業研究センターの今後の取り組み
- 2)地産地消に貢献する九州沖縄農業研究センター開発品種の紹介
- 3)サトウキビ圧搾実演
- 4)サトウキビ現地圃場視察
「食と農の体験塾」へ移動
- 昼食(食と農の体験塾):
- 1)食と農の体験塾における地産地消の取り組みについて
- 2)昼食メニュー(予定)
- 硬質小麦品種「ニシノカオリ」のピザ
- 製パン適性が良い小麦品種「ミナリノカオリ」のパン、黒糖蒸しパン
- 素麺、だご汁、黒糖、サトウキビ生ジュース
- 参集範囲:
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報道機関、行政関係者(九州農政局、県、市町村)、JA等
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- 参加費:
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500円(昼食代)
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- 黒糖用サトウキビ現地見学会会場案内図:
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会場:宇城市三角町郡浦地区市民館
住所:宇城市三角町中村
Tel:0964-54-0971 -
○熊本方面からの場合○
国道3号線を南下し松原交差点(宇土市)を直進する。八代鏡宇土線14号に入り、しばらく道なりに行き、松橋交差点を右折、国道266号線に入り、三角方面に向かう。○八代方面からの場合○
八代鏡宇土線14号を北上し、松橋交差点を左折し、国道266号線に入り三角方面に向かう。○天草方面からの場合○
天草パールラインで天門橋をわたり、五橋入口交差点を右折し、国道266号線を不知火方面に向かう。
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