プレスリリース
農林水産バイオリサイクル研究プロジェクト

- 農水産物を無駄なく利用する技術の成果発表 -

情報公開日:2006年11月22日 (水曜日)

独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構では、11月28日につくば市の国際会議場において、委託プロジェクト研究「農林水産バイオリサイクル研究」研究成果発表会を行います。
この研究プロジェクトでは、平成14年度から食品廃棄物等の原料化・循環利用技術の開発と作物資源由来の工業原材料を生産する技術の開発を図ってきました。
さらに平成16年度からは、これらバイオマスの変換・利用技術の開発に加えて、バイオマスの地域循環利用システム化技術の開発、多段階利用による地域モデルの開発に取り組んできました。
これらの研究を通じ、実用化または実用化に近いリサイクル技術や多段階利用技術が数多く開発されてきています。
本成果発表会では、これらの成果を産学官の関係者のみならず広く一般産業界へ紹介することを目的に講演会及びパネル等を用いた成果の展示を行います。

 


詳細情報

  • 開催日時:

    平成18年11月28日(火曜日) 9時30分~15時30分

  • 開催場所:
    • つくば国際会議場(エポカルつくば)
      (つくば市竹園2丁目20番3号 電話029-861-0001)

  • 主催:
    • 農林水産省農林水産技術会議事務局
      独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

  • 後援:
    • 社団法人農林水産技術情報協会

  • 参加費:
    • 無料
      会場の都合上、講演会のみ、事前の参加申し込みを、ファックス(0986-24-4283)にてお願いします。

  • プログラム:

    ○講演会:11月28日(火曜日)9時30分~15時30分 中ホール200

    • 乾物・糖質生産力が優れる新資源作物“高バイオマス量サトウキビ”
      (九州沖縄農業研究センター 松岡誠)

    • パンくずから水素:製パン廃棄物等を原料とする水素発酵リアクター
      (島津製作所 平賀哲男)

    • 醤油麹菌のペクチン分解酵素群遺伝子の解析
      (愛知県産業技術研究所 北本則行)

    • コンビニエンスストア残さ主体の発酵リキッド飼料によるブタの肥育
      (畜産草地研究所 川島知之)

    • 豚尿と鶏糞を用いた栄養価の高い餌料用微細藻類の生産
      (水産総合研究センター 岡内正典)

    • 農産・食品廃棄物処理技術及び生分解性資材への変換技術
      (食品総合研究所 五十部誠一郎)

    • 米ぬかからのトコトリエノール高純度分取技術
      (東北農業研究センター 木村俊之)

    • 規格外小麦やビートパルプ等の利用技術と製品開発
      (北海道農業研究センター 中司啓二)

    • 真珠貝から化粧品を作る:アコヤガイセラミドの抽出
      (水産総合研究センター 斎藤洋昭)

    • 芋焼酎蒸留廃液のゼロエミッション型利用システム
      (九州沖縄農業研究センター 安達克樹)

    • 環境に優しいサツマイモ塊根の総合利用システムの開発
      (九州沖縄農業研究センター 吉元誠)

    • サツマイモ茎葉の効率的回収装置の開発及び飼料利用
      (九州沖縄農業研究センター 杉本光穂)

    ○研究成果展示:11月28日(火曜日)10時00分~15時00分 中会議室A
    主要研究成果についてパネル及び成果の実物を用いて紹介