プレスリリース
南九州における地域バイオマス資源の活用をめざして

- サツマイモを利用したバイオマス現地研究会 -

情報公開日:2004年10月29日 (金曜日)

平成14年12月にバイオマス・ニッポン総合戦略が閣議決定され、農林水産分野においてもバイオマスに関する様々な研究が取り組まれています。

その中で、南九州における地域バイオマス資源の活用をめざし、廃棄物を資源として利用する研究チーム(農水産エコチーム)が活動しています。

今回、研究の成果を検討するために、都城市において現地研究会を開催します。サツマイモを加工する時に排出される焼酎廃液、でん粉滓などの廃棄物を削減したり、それら廃棄物やサツマイモ茎葉から有用物質を取り出すなど、従来充分に活用されてこなかった資源を多段階に利用する技術の開発について研究紹介や現地見学を行います。

報道関係者の多数のご参加をお待ちしています。


詳細情報

日時:

平成16年11月4日(木曜日)13時00分~11月5日(金曜日)12時00分

場所:

メインホテルナカムラ

(〒885-0072 宮崎県都城市上町8街区9号 Tel: 0986-23-3131)

九州沖縄農業研究センター畑作研究部他

(〒885-0091 宮崎県都城市横市町6651-2 Tel: 0986-24-4270)

参集者:

国公立の農業試験研究機関、大学及び民間。九州地域を中心に北海道、関東地方からの参加が見込まれる。出席者約90名。

現地研究会のプログラム:

研究会:11月4日(木曜日) 13時00分~17時00分(会場:メインホテルナカムラ)

13時00分~13時20分 開会挨拶

13時20分~13時50分 研究紹介 南九州地域におけるバイオマス賦存量とその利用の現状

演者:九州沖縄農業研究センター総合研究部 相原貴之

13時50分~14時25分 南九州地域におけるカスケード利用システムの構築

演者:九州沖縄農業研究センター畑作研究部 持田秀之

14時25分~15時00分 焼酎粕を利用したゼロエミッション型焼酎・機能性酢製造技術

演者:熊本大学大学院・教授 木田建次

15時00分~15時10分 休憩

15時10分~15時45分 焼酎粕の資材化とその抑草作用を利用した雑草制御技術

演者:九州沖縄農業研究センター畑作研究部 安達克樹

15時45分~16時20分 サツマイモ澱粉滓の多段階利用システムの開発

演者:鹿児島県加工研究指導センター 池田健一郎

16時20分~17時00分 総合討論

17時00分 閉会

現地視察:11月5日(金曜日) 8時50分~12時00分

午前8時50分 ホテル玄関前集合 集合場所:メインホテルナカムラ(午前8時50分ホテル玄関前集合)

9時10分~ 9時50分 霧島酒造 ゼロエミッション型焼酎・機能性酢製造プラント

10時10分~10時50分 九州沖縄農業研究センター 焼酎廃液の除草剤的利用試験圃場

11時20分~12時00分 宮崎県畜産試験場 サツマイモ茎葉を原材料とした飼料の家畜給与

報道関係者 各位

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