プレスリリース
放射性物質吸着資材に関する効果実証試験の実施

- 民間等から試験対象資材を公募 -

情報公開日:2012年10月25日 (木曜日)

ポイント

  • 農研機構は、試験対象資材を公募し、土壌中の放射性セシウムを吸着できる民間資材を明らかにするための実証試験を実施します。公募期間は平成24年10月31日(水曜日)~11月13日(火曜日)。

概要

農研機構は、試験対象資材を公募し、下記のとおり土壌中の放射性セシウムを吸着できる民間資材を明らかにするための実証試験を実施します。これは、東京電力福島第一原発事故により汚染された農地での営農の再開に向けて、農地の放射性セシウムの除去が重要であり、民間事業者が開発している様々な資材について、その効果を明らかにすることが必要であるためです。

1.公募資材

土壌中に存在する放射性物質を吸着する資材。1申請者が応募できる資材の数は1つに限る。申請者は、資材を無償で提供する。

2.申請手続

申請者は、所定の申請書に資材名および原材料、提案資材の概要、効果を示す事例等を記載して農研機構に申請する(郵送又は持参提出)。

3.応募対象

民間事業者等(応募資格要件あり)

4.選考方法

学識経験者による書類審査。審査基準は、新規性、施用量やコストからみた実用上の実現可能性等。採択数は10件まで。

5.試験方法

福島県農業総合センターで実証試験を実施。Ge 半導体検出器により放射性物質を測定し、効果を確認する。

6.結果の公表

本試験の結果については、農研機構が申請者に通知するとともに、公表する。

7.スケジュール

  • 公募期間:平成24年10月31日(水曜日)~11月13日(火曜日) ※締め切り日必着
  • 採択可否の通知:平成24年11月中
  • 試験終了、結果の通知・公表:平成25年2月中旬

8.申請書の提出先

〒305-8517 茨城県つくば市観音台3-1-1
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 総合企画調整部 安本 知子 宛

9.申請書に関する問い合わせ先

独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 担当:木村 武
Tel 029-838-7199、Fax 029-838-8525
E-mail:kimurat@affrc.go.jp

10.その他

実証試験の実施要領は別添のとおり。