プレスリリース
食のブランドニッポンフェア2014 「食のセミナー in 東京」ご報告

- 農研機構がお届けする暮らしに役立つ食の知識 -

情報公開日:2014年9月26日 (金曜日)

農研機構では2014年9月~10月までの2ヶ月間、「食のブランドニッポンフェア2014」として、食や農業研究に関する様々なイベントを開催中。その第二弾となる「食のセミナー in 東京」では、新しい品種のご紹介や農産物の機能性など、それぞれの分野で活躍する研究者が、日頃の成果を発表するなど、熱気あふれるセミナーが繰り広げられました。また、お米やお肉、果物などの新品種・新食材を、ご説明と解説を加えながら、楽しくご試食いただく、コミュニケーションタイムを併催。 食や農業に関心ある参加者と研究者との、掛け替えの無い交流とマッチングの場をご提供することができました。
多数のご応募、そして、ご来場を頂戴し、心より御礼申し上げます。

日時

2014年9月18日(木曜日) 13時00分~16時15分 (開場12時30分)

会場

トラストシティカンファレンス丸の内

主催

農研機構

 

セミナー概要

新しい品種が食卓にのぼるまで

農研機構 中央農業総合研究センター河野 恵伸

新しい品種の開発には長い年月が掛かることや、実需者等と協力して開発期間を短縮した取組など、品種開発の難しさや工夫について小麦を例に解説。また、品種開発の新たな方向性や最新の品種・食材をご紹介。

 

美味しい食生活で健康に!機能性農産物・食品

農研機構 食品総合研究所山本(前田) 万里

農研機構で開発した様々な機能性農産物・食品の中から、胚芽の大きなお米「はいごころ」や高メチル化カテキン緑茶「べにふうき」などをご紹介。
また、食品機能性研究の現状をご報告し、今後の方向性を示唆。

 

老化抑制効果が期待できる乳酸菌H61株とGABA含有チーズの紹介

農研機構 畜産草地研究所木元 広実

乳酸菌H61株を使ったヨーグルトを摂取すると肌の改善などの老化抑制効果が見られるデータを示し、H61株の有用性や、血圧降下作用で知られるGABAを生成する乳酸菌を使ったチーズをご紹介。

 

秋本番!果樹新品種の紹介

農研機構 果樹研究所山田 昌彦

今の季節に旬をむかえる果樹について、これまでの品種の変遷をお話しするとともに、皮ごと食べられる大粒のブドウ「シャインマスカット」、やわらかくて甘いナシ「あきづき」、渋皮がぽろっとむけるクリ「ぽろたん」をご紹介。

 

コミュニケーションタイム

セミナーで取り上げた新品種・新食材をご試食いただきながら、ご質問受けと意見交換を行いました。

試食した品種・食材

  • 米(にこまる、あきだわら、ミルキークイーン、はいごころ)
  • 飼料イネを食べて育った牛肉、飼料米を食べて育った豚肉
  • サツマイモ(べにはるか)、カボチャ(TC2A)
  • ブドウ(シャインマスカット)、ナシ(あきづき)
  • 乳製品(H61ヨーグルト、GABA含有チーズ)
  • はと麦茶(あきしずく)