プレスリリース
(お知らせ)第2号農研機構発ベンチャー企業「農研ワンヘルス株式会社」

- 農研機構の強みである乳酸菌コレクションを活かし、食による健康長寿を推進 -

情報公開日:2025年6月27日 (金曜日)

農研機
農研ワンヘルス

ポイント

  • 第2号農研機構発ベンチャー企業「農研ワンヘルス株式会社」が設立され、7月1日より営業を開始します。
  • 同社は、動物種や個人/個体ごとにフィットした乳酸菌を提供する事業を展開予定です。
  • 世界最大規模、約6,000菌株を保有する農研機構の乳酸菌コレクションを活かし、食による個別化ヘルスケアで、動物や人の健康長寿を推進します。

概要

農研機構は、「農研機構発ベンチャー企業に対する出資等及び支援の実施に関する規程(令和3年3月30日制定)」に基づき、職員によるベンチャー企業の設立を推進しています。また、農研機構が開発した研究成果の普及や社会実装を行うベンチャー企業に対して、研究施設や設備の貸し付け、特許の実施許諾における優遇措置などの支援制度を設けています。

このたび、同制度を利用した農研機構職員による第2号農研機構発ベンチャー企業『農研ワンヘルス株式会社』(代表取締役 : 大池秀明)が設立され、営業を開始します。

本ベンチャー企業の設立を契機として、農研機構の研究成果の社会実装をより一層推進し、農業・食品産業に関する諸課題の解決に向けて積極的に取り組んでいきます。

設立の背景と目的

農研機構は、約30年にわたり乳酸菌の収集と健康に関する研究を進めており、公的コレクションとして世界最大規模の約6,000菌株の乳酸菌コレクションを保有しています。乳酸菌は、難聴・認知症予防や免疫機能の活性化、ストレス軽減など、健康維持に対する機能性の研究が進んでおり、食品や家畜飼料など様々な産業での活用が期待されています。

農研ワンヘルス株式会社は、農研機構の乳酸菌コレクションから、新世代乳酸菌を多数選抜し、個々にフィットする乳酸菌を提供する事業を展開します。

代表取締役大池秀明

農研ワンヘルス株式会社の概要

名 :
農研ワンヘルス株式会社
設立日 :
令和7年4月9日
代表取締役 :
大池 秀明
所在地 :
茨城県つくば市池の台2番地(農研機構 池の台事業場研究棟内)
ホームページ :
https://naro-oh.jp/
業務内容 :
個別化乳酸菌の提供・ヘルスケアフードの開発・ヘルスケア関連検査サービスの提供等

関連情報

予算 : 生研支援センター「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」免疫バイオティクスによるワンヘルスケアフード事業(R4~)

問い合わせ先
農研ワンヘルスの事業に関すること : 農研ワンヘルス株式会社代表取締役大池
ベンチャー支援に関すること : 農研機構スタートアップ推進窓口