プレスリリース
味を覚えるにも大脳の前頭前野

- 他の感覚入力と共通の情報処理メカニズム -

情報公開日:2006年3月 2日 (木曜日)

要約

独立行政法人食品総合研究所(兒玉徹理事長)と日本水産株式会社(垣添直也代表取締役社長)の共同研究チームは、光による脳機能イメージング法、光トポグラフィを用いて、味を覚えようとするとき、すなわち、味覚情報の意図的記銘時に、大脳の前頭前野という領域が働くことを見出しました。この領域は、視覚、聴覚、触覚といった他の感覚から得られた情報を意図的に記銘するときに働くことが知られていますが、味覚でもそうなのかはこれまで謎でした。今回、味覚でも共通の情報処理メカニズムの関与が明らかになりました。食品総合研究所物理機能研究室の岡本雅子、檀一平太研究員らによる研究成果です。本研究成果は、米国の科学雑誌「NeuroImage(ニューロイメージ)」オンライン版(2月10日発行)に掲載されました。

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