プレスリリース
「第5回 食と医療の安全に関わるプリオン病の市民講座」の開催について

情報公開日:2011年9月28日 (水曜日)

ポイント

  • 一般市民の皆様にプリオン病について理解していただくための市民講座を開催します。
  • 食と医療の安全に関わるホットトピックスとして、動物のインフルエンザ研究及び3月の震災後特に懸念されている放射能の食品汚染とその健康への影響についても分かりやすく解説します。
  • さらに、昨年宮崎で発生した口蹄疫の総括と再発生の防止策についても解説します。
  • 総合討論では、参加者の皆さまと意見交換を行います。

開催概要

食と医療の安全に関わるプリオン病の市民講座実行委員会(代表 東北大学大学院 堂浦克美教授)では、10月23日(日曜日)、九州大学 病院キャンパス(馬出キャンパス)コラボステーションIにおいて、「第5回 食と医療の安全に関わるプリオン病の市民講座」を開催いたします。

この市民講座は、プリオン病における現状と今後の展開について消費者や患者(家族)である一般の市民の方々にご理解していただけるよう、行政官、研究者から分かりやすく解説するもので、平成19年より開催しており、今年で5回目となります。

本年は食と医療の安全のホットトピックスとして、プリオン病ではありませんが、動物のインフルエンザ研究及び3月の震災後特に懸念されている放射能の食品汚染とその健康への影響についても分かりやすく解説します。また、昨年宮崎で発生した口蹄疫の総括と再発生の防止策についても解説します。なお、総合討論では、参加者の皆さまと意見交換を行います。ぜひご来場ください。

開催日時

平成23年10月23日(日曜日) 10時30分~16時30分

開催場所

九州大学 病院キャンパス(馬出キャンパス)コラボステーションI(福岡市東区馬出3-1-1)

プログラム

別紙をご参照ください

参加費

無料

申込方法

事前申込不要

主催

食と医療の安全に関わるプリオン病の市民講座実行委員会

後援

農林水産省、厚生労働省、ヤコブ病サポートネットワーク、九州大学


詳細情報

(別紙)食と医療の安全に関わるプリオン病の市民講座 プログラム

挨拶と概要紹介 10時30分~10時35分

毛利 資郎(農研機構動物衛生研究所プリオン病研究センター)

第一部 司会 毛利 資郎

  • 津田 知幸(農研機構動物衛生研究所企画管理部) 10時35分~11時00分
    「口蹄疫と防疫」
  • 西藤 岳彦(農研機構動物衛生研究所ウイルス・疫学研究領域) 11時00分~11時25分
    「動物インフルエンザ研究」
  • 百島 則幸(九州大学アイソトープ総合センター) 11時25分~11時50分
    「食品に含まれる放射能と健康への影響」

昼休み 11時50分~12時45分

第二部 司会 上田 宗(ヤコブ病サポートネットワーク)

  • 道野 英司(厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課) 12時45分~13時10分
    「食品安全行政におけるBSE対策と放射性物質汚染対策」
  • 川島 俊郎(農林水産省消費・安全局動物衛生課) 13時10分~13時35分
    「家畜衛生と畜産物の安全」

休憩 13時35分~13時45分

第三部 司会 水澤 英洋(東京医科歯科大学大学院農学研究院)

  • 横山 隆(農研機構動物衛生研究所プリオン病研究センター) 13時45分~14時05分
    「牛海綿状脳症(BSE)、スクレイピーの基礎と研究」
  • 堤 祐司(九州大学大学院農学研究院) 14時05分~14時25分
    「畜産副産物の再利用とBSEの安全性」
  • 村井 弘之(飯塚病院神経内科) 14時25分~14時45分
    「クロイツフェルト・ヤコブ病の臨床研究」
  • 堂浦 克美(東北大学大学院医学系研究科) 14時45分~15時05分
    「ヤコブ病克服の基礎研究」

休憩 15時05分~15時20分

総合討論 司会:毛利 資郎、上田 宗、水澤 英洋

討論者:講演者9名と会場を含めた参加者全員 15時20分~16時30分