情報公開日:2004年2月12日 (木曜日)
動物衛生研究所では、平成16年1月12日に山口県阿武郡阿東町において発生した高病原性鳥インフルエンザの患畜から分離した鳥インフルエンザウイルスを電子顕微鏡で撮影しました。
写真のご要望が多いので配布いたします。
広報担当者(独)農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所企画調整部情報資料課課長 壽 憲子電話:029-838-7708
鳥インフルエンザウイルスの電子顕微鏡写真 (2004, 2005, 2016年の発生株の写真をまとめて掲載)
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SPF鶏(健康な鶏)からとった細胞を培養して、その細胞にウイルスを接種したもので、写真は細胞内で増殖したウイルスが細胞表面から飛び出してきている像である(出芽)。SPF: Specific Pathogen Free(特定病原体不在)
左図 線維芽細胞は非常に細長く延びているので、この倍率では全体が見えず、核の一部と細胞質のほんの一部しか見えていない。細胞質の表面に点々と並んでいるのがインフルエンザウイルスである。多くは80×120nmの長円形をしている。
右図は、細胞質の一部の強拡大である。