プレスリリース
動物衛生研究所と大韓民国の国立獣医科学検疫院との間で研究協力を促進する覚書を締結

情報公開日:2007年9月21日 (金曜日)

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所と大韓民国の国立獣医科学検疫院は、家畜衛生研究領域、特に鳥インフルエンザ、アルボウイルス病、口蹄疫などにおける研究協力を促進する覚書を平成19年9月18日に締結しました。

この覚書により、動物衛生研究所と国立獣医科学検疫院との間での研究協力が活発となり、研究者の交流や家畜衛生情報の交換を通じて、特に、極東アジア地域における家畜伝染病の発生に関する疫学解析研究が進展し、その研究成果が両国の家畜伝染病の発生予察や予防に活用されることが期待されます。

研究協力の背景

大韓民国の国立獣医科学検疫院と動物衛生研究所は両国における2000年の口蹄疫及び2003年以降の高病原性鳥インフルエンザ等の重要疾病の発生に関わる研究情報の交換等を行って来ました。また、2006年度の日韓農林水産技術協力委員会で鳥インフルエンザおよび蚊媒介性の家畜疾病の疫学に関する共同研究課題が採択されました。両研究機関は家畜伝染病の診断と防疫に関して国を代表する研究機関であり、家畜伝染病の国家防疫推進の観点から研究協力に関する覚書きを締結することになりました。