ポイント
- 平成29年1月19日(木曜日)に秋葉原UDX(東京都千代田区)で、農研機構シンポジウム「第1回カイコ・シルク産業の未来~蚕業革命による新産業創出に向けて~」を開催します。
- 遺伝子組換えカイコを活用した研究開発と産業化の動向、シルク新素材の研究開発と展開方向、農業現場への取り組み等に関する最新情報を提供します。
概要
平成12年に農研機構(元:農業生物資源研究所)が中心となって開発した遺伝子組換えカイコは、遺伝子の機能解析など基礎研究への利用にとどまらず、抗体や検査試薬など医薬品関連の有用タンパク質や、新たな機能を付与した高機能シルクの開発、シルクの再生医療や電子部品等の工業用素材としての利用など、様々な技術的革新をもたらしています。農研機構は、このような動向を従来の養蚕業とは異なる「新たなカイコ・シルク産業」と位置付け、更なる発展を目指して研究開発を進めています。
そこで、遺伝子組換えカイコによる技術開発やシルク新素材開発の現状と実用化に向けた取組みを広く紹介すると共に今後の展望等について議論し、実用化・事業化の流れを加速することを目的として「カイコ・シルク産業の未来」と題したシンポジウムを開催します。
第1回のテーマは「蚕業革命による新産業創出に向けて」として、カイコやシルクを取り巻く最新情報を提供します。