プレスリリース
平成23年度「飼料イネの研究と普及に関する情報交換会」の開催
- 水田を基軸とした飼料イネ・飼料用米等の国産飼料の増産と流通に向けた新たな展開 -
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所
社団法人 全国農業改良普及支援協会
ポイント
- 自給飼料の増産促進のため、我が国の食料及び飼料生産基盤である水田で生産される飼料イネ等の利用拡大は、ますます重要です。
- 飼料イネ等の研究、普及、行政等に携わる関係者が一同に会する情報交換会を12月19日から科学技術館で開催します。
概要
トウモロコシ価格の高騰や東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故の影響など、現在、わが国の畜産経営は飼料の入手が不安定な状況にあります。さらに、経済情勢の変化や異常気象などの影響によって国際飼料価格が変動することから、わが国の畜産経営の安定化のためには、輸入飼料に依存した体制からの脱却を図ることが急務となっています
このような状況において、わが国の食料及び飼料生産基盤である水田を有効活用した飼料生産体制を強化し、水田から生産される牛に与える飼料イネ、豚・ニワトリに与える飼料用米等を国産流通飼料として位置づけ、国産飼料の増産と流通体制を構築することが重要です。行政面においては、水田利活用自給力向上事業として、本年度から本格的に戸別所得補償制度が実施され、飼料イネや飼料用米等の生産に手厚い支援が行われています。一方、研究面では、平成22年度より「自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発(国産飼料プロ)」が5か年計画で実施されています。そこで、本年度は、水田を活用した国産流通飼料の増産に向けた取組と新たな展開に向けて、飼料イネ等の研究、普及、行政等に携わる関係者が一同に会する情報交換会を開催します。
当日は是非、取材にお越しいただき、紙面、番組等でご紹介いただければ幸いです。
詳細情報
平成23年度「飼料イネの研究と普及に関する情報交換会」
～水田を基軸とした飼料イネ・飼料用米等の国産飼料の増産と流通に向けた新たな展開～
1.日時
平成23年12月19日(月曜日) 13時00分～17時00分
平成23年12月20日(火曜日) 9時00分～11時30分
2. 場所
科学技術館サイエンスホール (東京都千代田区北の丸公園2番1号)
「科学技術館」へのアクセス(PDF形式) 、 「科学技術館」へのアクセス【拡大図】(PDF形式)
3.主催
(独)農研機構 畜産草地研究所
(社)全国農業改良普及支援協会
4.内容
<1日目>
- 受付開始: 12時00分
- 基調講演
水田の飼料作利用と畜産の発展戦略
名古屋大学大学院生命農学研究科准教授 淡路 和則
- 行政の取組
飼料用イネの生産利用を促進する行政施策の展開(仮題)
農林水産省生産局畜産部畜産振興課草地整備推進室 小倉 弘明(仮)
- 技術紹介
- 高糖分飼料イネ「たちすずか」の飼料特性と乳牛への給与
広島県立総合技術研究所畜産技術センター 河野 幸雄
- 飼料用米の牛への給与技術
農研機構 畜産草地研究所 野中 和久
- 飼料イネの広域流通のための流通基準の策定と技術開発の今後の展開
農研機構 畜産草地研究所 浦川 修司
- 「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」改定版のポイント
(社)日本草地畜産種子協会種子部 矢崎 誠二
<2日目>
- 受付開始: 8時30分
- 関連事例の紹介
- コントラクターを核とした水田農業に立脚した肉牛生産モデルの構築
滋賀県畜産技術振興センター 土井 真也
- 地域型コントラクターを核とした飼料イネ・飼料ムギ生産への取り組み
群馬県中部県民局中部農業事務所普及指導課 石田 豊
- 岡山県におけるコントラクターの連携によるイネWCS(Whole Crop Silage:イネ発酵粗飼料)生産体制
岡山県美作県民局農林水産事業部農畜産物生産課 串田 晴彦
- 総合討議
5.参集範囲
農林水産省、独立行政法人、都道府県、大学、団体等の関係者
6. 開催責任者
農研機構 畜産草地研究所 所長 松本 光人
7. 参加申し込み
出席を希望される場合は、下記出席申込書に記載の上、送付願います。
申込締切: 平成23年12月9日(金曜日)
送付先: Fax:0287-37-7132、 E-mail:
出席申込書フォーム: エクセル形式(.xls)、PDF形式(.pdf)
8. 問い合わせ先
事務局:農研機構 畜産草地研究所
企画管理部 那須企画管理室 連絡調整チーム
Tel:0287-37-7243、Fax:0287-37-7132
E-mail:
