プレスリリース
平成24年度「飼料イネの研究と普及に関する情報交換会」の開催

- 飼料イネ、飼料用米の低コスト栽培と効率的な利用に向けて -

情報公開日:2012年11月12日 (月曜日)

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所
社団法人 全国農業改良普及支援協会

ポイント

  • 自給飼料の増産促進のため、わが国の食料及び飼料生産基盤である水田で生産される飼料イネ等の利用拡大は、ますます重要です。
  • 飼料イネ等の研究、普及、行政等に携わる関係者が一同に会する情報交換会を12月3日から発明会館で開催します。

概要

今年度、アメリカでは半世紀に一度といわれる深刻な干ばつ被害によりトウモロコシや大豆が記録的な不作となる見込みとなり、これら穀物の国際価格がかつてない水準にまで高騰しています。輸入飼料への依存度が高い畜産経営では、このような穀物国際価格の影響を大きく受けるため、畜産物の安定供給のために飼料自給率の向上が必要です。

一方、わが国では、食用米の需要減少のため長年にわたって米の生産調整を続けていますが、近年の農業者戸別所得補償制度により稲発酵粗飼料や飼料用米の生産が経済的に支援され、これら飼料用イネを利用した飼料生産の取り組みが急速に拡大しつつあります。その結果、府県では、飼料用イネの作付面積は飼料用トウモロコシに次ぐものとなっていますが、生産コストの低減や効率的な利用が一層求められています。

そこで、本年度は、開始3年目となった農林水産省委託プロジェクト研究「自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発(国産飼料プロ)」で得られた成果の紹介を中心として、飼料イネ、飼料用米の低コスト栽培技術と効率的な利用技術について、研究、普及、行政等に携わる関係者が一同に会する情報交換会を下記のとおり開催いたします。

報道機関の皆様には、当情報交換会について広くご案内いただきますとともに、当日は是非、ご参加の上、取材にお越しいただき、紙面、番組等でご紹介いただければ幸いです。

1. 開催日時

平成24年12月3日(月曜日) 13時00分~17時00分
平成24年12月4日(火曜日) 9時00分~11時45分

2. 開催場所

発明会館 (東京都港区虎ノ門2-9-14)

3. 参加申込

出席を希望される場合は、事前の申し込みが必要です。
(報道関係者の方は事前申込不要。)

当情報交換会の詳細(開催要領)は、下記「関連リンク」をご覧ください。