プレスリリース
農村工学研究所研究会「リフレーミング技術による地域資源活用」の開催について

情報公開日:2015年3月 2日 (月曜日)

ポイント

  • 農研機構農村工学研究所は、3月10日にリフレーミング技術による地域資源を活用した研究会を開催します。
  • 地域資源を活用した多面的機能の発揮が期待されています。本研究会では、地域資源の役割についての講演のほか、地域資源の活用に関する研究トピックスを紹介します。

概要

農研機構農村工学研究所は、異なる視点で物事を捉えるリフレーミングの技法を地域資源の活用や農村振興に活かすための意見交換を目的として、下記のとおり研究会を開催します。 つきましては、この催しを広くご案内いただきますとともに、当日、ご参加の上、紙面、番組等でご紹介いただければ幸いです。

日時

平成27年3月10日(火曜日) 10:00~16:50

場所

農研機構 農村工学研究所 (茨城県つくば市観音台2-1-6) 

プログラム

別紙のとおり

定員

100名(先着順、事前申込み必要。当日は空席がある場合のみ受付。)

参加費

無料

申込方法

農研機構 農村工学研究所資源循環工学研究領域循環エネルギーシステム担当宛に、
ファックス、電話またはメールにてお申し込み下さい。

FAX:029-838-7609 TEL:029-838-7614 E-mail: griese[@]affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[ ]をとってください。

※当日の取材申込みについては、(1)氏名、(2)機関名、(3)メールアドレス、(4)ムービー撮影の有無を記載いただき、下記問い合わせ先までご連絡ください。


詳細情報

用語解説

リフレーミングとは 心理療法(カウンセリング)の技法で、出来事の枠組み(フレーム)を違う視点から見て別の枠組で捉えなおすこと。例えば、コップに半分の水があったときに、「まだ半分ある」と捉えるか、「もう半分しかない」と捉えるかによって、感情、思考、行動、結果が変わってくる。わかりやすく説明するために、見方・捉え方を「メガネをかける」と言ったりするが、リフレーミングは「異なるメガネをかけて、物事を見る」と言える。

自分自身が物事をどのように捉えているのか、どのようなメガネをかけているのか、気付いていない、気付きにくい。そこで他人の力を借りて、違うメガネをかけてみたり、メガネをずらしてみたりすること=リフレーミングすることが重要になる。

農村振興に関する事例として、「うちの村には魅力的なものはない」と聞くことがあるが、集落点検やお宝探しを実施することによって、住民が地域の良さを再発見することはよく知られている。住民にとって当たり前の物や習慣でも、外部者にとってはとても貴重で価値のある存在に感じられたとき、外部者のメガネによる評価を伝えることで、住民は違うメガネをかけることができる。これもリフレーミングと言える。