プレスリリース
農研機構 東北農業研究センター「出前技術指導制度」のご案内

情報公開日:2009年5月11日 (月曜日)

ポイント

・研究開発した栽培技術、品種、機械等を農業生産現場に出向いて技術指導

 

概要

農研機構 東北農業研究センターでは、昨年度、当センターが開発した栽培技術、品種、機械等を農業者、農業団体、農業改良普及センター、企業等の要望に応じて現地に出向いて技術指導を行う「出前技術指導制度」を発足させました。

本年度も、当センターが開発した技術を生産現場に速やかに普及することを目的として、出前技術指導の募集を開始します。

本制度についてご案内申し上げますとともに、紙面や番組等で広くご紹介いただきますようにお願いします。

 

  • 出前技術指導の対象となる研究成果
    ・東北農業研究センターが開発した栽培技術、品種、機械等。
  • 出前技術指導の対象者及び種類
    対象者:農業者、農業団体、農業改良普及センター、企業等。
    ・種 類:説明会、講演会、実演会及び現地技術指導。
  • 出前技術指導の実施方法
    ・説明会、講演会、及び現地指導の実施に当たっては、応募者と連絡をとって実施場所・実施時期・実施内容等を決定します。
    詳細は別紙
  • 広報担当者
    農研機構 東北農業研究センター 企画管理部 情報広報課長 荒澤作哉
    Tel.019-643-3414、3417 Fax.019-643-3588

詳細情報

研究成果を現場に還元
-技術普及へ出前指導-

農研機構 東北農業研究センターは、昨年度、当センターが開発した栽培技術、品種、機械等を農業者、農業団体、農業改良普及センター、企業等の要望に応じて現地に出 向いて技術指導を行う制度を発足させました。本年度も、研究成果を生産現場などで大いに活用していただくため、出前技術指導の募集を開始します。

出前技術指導の対象となる研究成果

東北農業研究センターが開発した栽培技術、品種、機械等で、原則として、東北農業研究成果情報に記載された成果を対象とします。成果情報は、農研機構のホームページよりご覧になれます。

 

出前技術指導の対象となっている研究成果の代表例をいくつか紹介します。

  • 空撮気球で、畑の栽培管理を効率化
  • イネWCS(ホールクロップサイレージ)のネズミ害を「広々配置」で軽減する
  • 硫安を用いた飼料イネ栽培向けの簡易な流入施肥方法
  • 採食や反芻行動を判別できる咀嚼時間測定装置(SCRUM)
  • 寒冷地の転作田・耕作放棄地等で採草利用に向く新牧草フェストロリウム「東北1号」
  • キュウリホモプシス根腐病の発生生態とそれに基づく防除対策
  • 圃場の土中に含まれる雑草種子の種類と量を知るための埋土種子抽出・同定技術

出前技術指導の対象者及び種類

  • 出前技術指導の対象者は、農業者、農業団体、農業改良普及センター、企業、その他東北農業研究センター所長が必要と認める者とします。
  • 出前技術指導の種類は、説明会、講演会、実演会及び現地技術指導とします。

出前技術指導の募集と決定の通知

出前技術指導は東北農業研究センターのホームページ等を通じて行っています。


上記ページの申し込みフォームを使用するか、または申込用紙をダウンロードして必要事項を記入し、産学官連携支援センター宛にメール、Fax または郵送して下さい。東北農業研究センターは、応募の内容・時期などを考慮し、派遣指導者、関係県の農業試験場、普及センター等と連絡を取りつつ出前技術指導の実施の可否を決定します。審査終了後、採択の可否を、メール、Faxまたは郵送で応募者に通知します。

出前技術指導の実施方法

  • 実施の具体的な時期や場所、方法については課題が採択された応募者と相談の上決定します。
  • 経費は、原則として、東北農業研究センターから派遣する指導者の出張経費は東北農業研究センターが負担しますが、試作機の搬送等に要する経費及び説明会等の開催に関する経費(会場費、運営費等)は応募者負担になります。また、現地の圃場で作物栽培等を伴う場合、それに関する一切の資材費等も応募者負担になります。ただし、負担の割合は、技術の普及程度や受け入れ態勢も勘案して適宜変更することができます。
  • 出前技術の現地で生産された収穫物は応募者に帰属します。なお、その収量・品質等について、東北農業研究センターは責任を負いません。