プレスリリース
東北農研シンポジウム「鉄鋼スラグは有望な農業資材となり得るか ?」の開催について

- 農業分野での技術開発の可能性を探る -

情報公開日:2015年10月14日 (水曜日)

ポイント

  • 「鉄鋼スラグは有望な農業資材となり得るか ? -農業分野での技術開発の可能性を探る-」をテーマとした「東北農研シンポジウム」を、11月27日 (金曜日) に東京農業大学横井講堂 (東京都) で開催します。
  • 新たに開発した鉄鋼スラグ活用による土壌病害被害軽減技術の有用性、本技術が作物の生育、肥料・重金属の吸収に与える影響等について情報共有を図るとともに、鉄鋼スラグの特性を活かした農業分野での新たな技術開発の可能性等について広く意見交換を行います。

概要

  1. 農研機構東北農業研究センターでは、標記テーマのシンポジウムを下記のとおり開催いたします。
  2. 報道機関各位におかれましては、紙面、番組等を通じて広くご案内願います。また、当日は是非取材にお越しください。

日時

平成27年11月27日 (金曜日) 10時00分~16時30分 (受付開始 9時15分)

場所

東京農業大学 横井講堂 (〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1)

内容

「鉄鋼スラグは有望な農業資材となり得るか-農業分野での技術開発の可能性を探る-」をテーマとした公開シンポジウム。詳細は下記「詳細情報」 (開催要領) のとおり。

対象

大学、行政・普及指導機関、研究者、企業・民間団体、生産者等 (どなたでもご参加いただけます)

定員

200名 (先着順) 参加費

無料

参加申込

別紙参加申込書に記入のうえ、11月17日(火曜日)までに、Faxまたはe-mailで、東北農業研究センター 産学官連携支援センターへお申し込みください。

問い合わせ先 (開催事務局)

農研機構東北農業研究センター産学官連携支援センター
Tel/Fax: 019-643-3460、E-mail : sangaku@@ml.affrc.go.jp (このアドレスはコピー&ペースト後に@を一つ削除してから使用してください)


詳細情報

農研機構東北農業研究センターシンポジウム
鉄鋼スラグは有望な農業資材となり得るか ?
― 農業分野での技術開発の可能性を探る ―

開催要領

趣 旨

鉄鋼スラグの中でも特に転炉スラグを用いて、土壌pHを7.5前後に改良することにより土壌病害の被害を軽減する技術が、農研機構とその共同研究機関との連携により開発されました。この技術は、野菜栽培の最適pHは6.5であるとの従来の常識を超えるものであるため、野菜の肥料成分や重金属の吸収にも影響を与え、減肥や重金属の吸収抑制の効果をもっています。したがって、土壌病害対策として本技術を生産現場に導入する際に、これらの有用な特性も同時に活用することで、農産物の安全・安心の向上はもとより、農家経営における栽培コスト削減にも寄与できると期待されます。

そこで本シンポジウムでは、土壌病害対策として開発した新技術の有用性、ならびに本技術が作物の生育や肥料・重金属の吸収に与える影響について情報共有を図るとともに、被害軽減機構の解明に関する研究成果や、他分野への利用に向けた取り組みの現状をふまえ、鉄鋼スラグの特性を活用した農業分野での新たな技術開発の可能性について議論します。

主催・後援

主 催: 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター

後 援: 東京農業大学、日本土壌肥料学会、日本植物病理学会

日 時

平成27年11月27日 (金曜日) 10時00分~16時30分 (受付開始 9時15分)

場 所

東京農業大学   横井講堂
〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1 (電話: 03-5477-2207)
アクセス: 小田急線「経堂駅」「千歳船橋駅」から徒歩15分、 渋谷駅西口からバスで30分 (渋谷駅~農大前)

内 容

  1. 開会挨拶 (10時00分)
  2. 基調講演 (10時05分~10時45分)

    鉄鋼スラグを農業生産現場で活用するための研究開発と普及
    東京農業大学名誉教授   後藤逸男

  3. 話題提供
    1. 土壌病害の被害軽減技術への利用 (10時45分~12時00分)

      座長:農研機構東北農業研究センター   御子柴義郎

      1. 東北地域における野菜類土壌病害の被害軽減技術への利用

        (地独) 青森県産業技術センター農林総合研究所   岩間俊太

      2. 転炉スラグ施用時の肥培管理と復田した場合の影響

        (地独) 青森県産業技術センター農林総合研究所   谷川法聖

      3. 栽培農家での利用の現状と課題

        JAとぴあ浜松   高倉克弥

      昼食 (12時00分~13時15分)

    2. 土壌病害の被害軽減機構の解明とその利用(13時15分~14時30分)

      座長:農研機構東北農業研究センター   永坂 厚

      1. 被害軽減機構の解明の取り組み

        農研機構東北農業研究センター   門田育生

      2. 土壌微生物の動態から見た転炉スラグの特性

        農研機構北海道農業研究センター   森本 晶

      3. 新たな防除技術開発に向けて

        農研機構東北農業研究センター   今崎伊織

      休憩 (14時30分~14時45分)

    3. 新たな分野への利用 (14時45分~16時00分)

      座長:農研機構東北農業研究センター   御子柴義郎

      1. 作物のカドミウム吸収抑制への利用

        東京農業大学応用生物科学部   大島宏行

      2. 藻場造成等海域利用に向けた取り組み

        新日鐵住金(株)先端技術研究所   加藤敏朗

      3. 水田で発生するメタン制御利用に向けた取り組み

        千葉大学大学院園芸学研究科教授   犬伏和之

  4. 総合討論 (16時00分~16時30分)

    座長:農研機構東北農業研究センター   門田育生

  5. 閉会挨拶 (16時30分)

参加費

無料

参集範囲

大学、行政・普及指導機関、公立研究機関、企業・民間団体、生産者、農研機構 等

参加申込みについて

  • 当日の参加も可能ですが、できるだけ事前の参加申込みをお願い致します (定員200名)。
  • 申し込み締切: 平成27年11月17日 (火曜日)
  • 参加を希望される方は、別紙の申込用紙に必要事項を記入のうえ、下記の開催事務局までファックスまたはメール (ファイル添付、メール本文に氏名、所属、役職等を記載しても可) でお申し込みください。

問い合わせ先 (開催事務局)

農研機構東北農業研究センター産学官連携支援センター
Tel/Fax: 019-643-3460、E-mail : sangaku@@ml.affrc.go.jp (このアドレスはコピー&ペースト後に@を一つ削除してから使用してください)