プレスリリース
公開成果報告・現地検討会 「カンキツの栽培技術革新による新品種のブランド化と産地展開」を開催

情報公開日:2011年10月24日 (月曜日)

ポイント

  • 研究成果の速やかな社会還元を図ることを目的として、10月28日(金曜日)に松山市で、公開の成果報告・現地検討会を開催します。
  • 成果報告会では、カンキツ品種を高品質に安定生産するための栽培情報を高度利用する生産技術や越冬完熟による「不知火」、「せとか」の生産技術を紹介します。
  • 現地検討会では、自動点滴かん水施肥や小型管理機による園内作業道造成の実演等を行います。

概要

西日本の温暖な傾斜地が主要な産地となっているカンキツ産業において、担い手の高齢化や減少等が問題となっており、持続的、安定的に国産のカンキツ果実を供給していくためには、農作業の省力化及び軽労化に加え、高収益化による経営体質の強化を図ることが重要な課題となっています。

農研機構では平成23年度から、この問題を解決するため、「カンキツのブランド化支援のための栽培情報の高度利用生産技術と園地整備技術の開発」の取り組みを開始しました。ウンシュウミカンや新しい中晩生カンキツ品種を高品質に安定生産するために、栽培情報を高度利用する生産技術の開発や、カンキツ傾斜地園地で運搬作業などの管理作業を省力・軽労化する技術の開発を行っています。

また、産地や地方公共団体の研究機関と連携して、より優れた技術とし、実用化を促進することを目的として、現地実証を展開しています。

今回は、その中から高品質な中晩生カンキツの産地として知られる愛媛県松山市の興居島で実施している課題を中心に成果報告、現地検討を公開で行います。

当日は、是非とも取材にお越しいただき、紙面・番組等で広くご紹介いただければ幸いです。

なお、取材の際は、事前に広報担当へご連絡をお願いします。

開催日時

平成23年10月28日(金曜日) 9時30分~15時00分

開催場所

  • 松山市由良公民館(愛媛県松山市由良町1048-2)
  • 興居島実証試験現地(愛媛県松山市門田町他)