ポイント
- 農産物直売所が、店舗の外で新たな購入者を開拓する「出張直売」を紹介する冊子を作成しました。実際例を撮影したDVDも収録しています。
- 出張直売とは、都市部へ農産物・農産加工品を運搬し、客と対話しながら仮設店舗で直接販売する方式です。
- 購入者数が伸び悩む農産物直売所の収入アップに貢献するとともに、「買い物困難者」などの購入者にもメリットのあるシステムです。
概要
- 現在、多数の農産物直売所が開設されていますが、中山間地域に立地する直売所は購入者数の伸び悩みの課題に直面しています。この課題を解決するため、本冊子では、店舗の外での販売活動によって新たな購入者を開拓する方法として「出張直売」を紹介しています。
- 出張直売は、直売所の運営者や出荷者が都市部へ定期的に車で農産物・農産加工品を運搬し、テントなどの仮設店舗を開設し、数時間程度、客と対話しながら直接販売する方法です。
- 出張直売は、購入者には新鮮な農産物を購買できるという顧客価値を提供します。なお、商店街で開設すれば「買い物困難者」への買い物の機会を創出する社会的役割も担います。出荷者(生産者)にとっては、店舗に置いたままでは売れ残るかもしれない商品が売れることで収入向上に貢献します。
- 本冊子のファイル(PDF形式)は、下記URLからダウンロードできます。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/tech-pamph/055107.html
ただしDVDは発行した冊子にのみ収録していますので、下記の問い合わせ先にご連絡ください。
<関連情報>
本成果は、農研機構が取り組んでいる研究プロジェクト「地域農業を革新する6次産業化ビジネスモデルの構築」の「農産物直売所を核としたビジネスモデル」(2011~2015年)という研究課題で実施したものです。