刊行物

臭気規制に対応した高度堆肥脱臭システム による高窒素濃度有機質肥料製造


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カテゴリ
技術紹介パンフレット
タイトル
臭気規制に対応した高度堆肥脱臭システム による高窒素濃度有機質肥料製造
発行年月日
2019年3月20日
概要

良質堆肥生産と堆肥の広域流通
九州において家畜ふん尿として窒素166,536t/年、リン酸58,556t/年、カリ685,687t/年の成分が賦存しています。家畜ふん尿は、本来肥料や土壌改良材として使用できる貴重な有機質資材ですが、畜産経営の規模拡大や家畜ふん尿の偏在化等により環境問題が生じている場面が見られます。特に、過剰施用に伴う水質汚染や作物の品質劣化が問題となっています。環境保全型農業を推進するため、畜産農家で余剰となってる家畜ふん尿を良質堆肥に加工し、耕種農家に土作りや作物の栽培に活用してもらう必要があります。また、九州では南九州域に家畜飼養が集中化しているため、県を越えた堆肥の広域流通も必要となります。耕種農家が使いやすいよう、作物要求量に合せて肥料成分を調整し成型化することも検討する必要があります。