刊行物

ニホンナシ発芽不良対策マニュアル

カテゴリ
園芸・茶
技術紹介パンフレット
タイトル
ニホンナシ発芽不良対策マニュアル
発行年月日
2019年12月16日
概要

発芽不良とは、極端な暖冬となった2009年や2010年の春などを中心に西南暖地を中心としたニホンナシの露地栽培において発生している生理障害です。主な症状としては、長果枝(30cm以上の結果枝)において、発芽・開花の遅延や不揃い、芽枯れあるいは枝枯れが認められ、さらに症状が重い場合は枯死に至る場合もあります。そこで、障害の発生要因および施肥時期の変更による発芽不良軽減技術について紹介した「施肥時期の変更を中心としたニホンナシ発芽不良対策マニュアル」を2017年9月に発行しました。その後、新たに土壌改良処理による発生軽減効果や本障害の発生予測を簡易に行う方法が明らかになったことから、今回記載内容をさらに充実させた「ニホンナシ発芽不良対策マニュアル」を発行することにしました。本資料の研究結果は、農林水産省委託プロジェクト研究「農業分野における気候変動適応技術の開発」(2015~2019年)において、農研機構果樹茶業研究部門および鹿児島県農業開発総合センターが実施したものです。