刊行物
「団地型マルドリ方式」導入の手引き(第3版)
- カテゴリ
- 園芸・茶
- 技術紹介パンフレット
- 農村・経営
- タイトル
- 「団地型マルドリ方式」導入の手引き(第3版)
- 発行年月日
- 2021年2月 1日
- 概要
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「団地型マルドリ方式」は、複数の生産者が水源と液肥混入システム部分を共同利用することによって、マルドリ方式に取り組めるようにする仕組みです。マルドリ方式を個別に導入する場合と比べ、コスト削減や技術習得などの面でメリットがあります。
本書は団地型マルドリ方式の導入を支援する手引きですが、初版では最初に団地型マルドリ方式を導入した事例の実態に基づいて施設の運用や生産者組織の運営方法などについて指針を示しました(第I~V章)。第2版では、団地型マルドリ方式を導入した4事例の取り組み状況を加えました(第VI-1~4章)。
この第3版では、団地型マルドリ方式導入事例の比較分析から3つの導入パターンを示し、導入環境やねらいに沿った形態で導入できるような指針を加えました(第VII章)。また、共同利用施設と導入組織の円滑な管理・運営のため、必要な規約を作成するための支援ツールを紹介しています(第VIII章)。これによって、導入から運営までの参考情報を示した手引き書となりました。
団地型マルドリ方式を導入する場合、関係機関の主導で進めることが現実的です。そのため、本書のユーザーは行政、普及、指導、研究などの関係機関になりますが、生産者への説明資料としてもご利用ください。例えば、「導入コストをできるだけ抑えたい」「自分1人だけでは不安だ」といった生産者が多い場合、または「優良な園地を担い手に集約していきたい」という将来像がある場合、本書を参考に導入をご検討ください。