畜wD03:くろだ牧場(株)(富山県富山市)
実証参加教育機関
富山県立中央農業高等学校
実証課題名
加速度センサーを用いた乳牛の行動観察の省力化の実証
経営概要
成牛・初妊牛169頭(R3年度中220頭予定)、うち実証頭数:同じ
導入技術
加速度センサーによる牛の行動観察システム
目標
発情及び疾病兆候の発見にかかる乳用牛1頭あたりの行動観察時間を40%削減
実証成果の概要
- 増頭に伴い、搾乳牛1頭あたりの行動観察時間は50%減少したが、加速度センサーを活用した牛の行動観察により、発情発見率が平均7%ポイント向上、感染症の拡大に伴う労働力不足の解消に寄与した。
導入技術の効果
人材育成の効果(参加した学生の声)
- 現地研修会4回(延べ29名)を実施するとともに、農業高校に加速度センサーを貸出、約 140日間同校飼養牛で試用、研修に活用した結果、スマート農業技術の必要性、仕組み、現場での活用について理解が深まり、同校へのスマート農業技術の導入が検討されている。
- 酪農での就農を目指す生徒からは、「自分の経営でもスマート農業技術を取り入れたい。」という意見があった。
今後の課題・展望
- 発情・疾病の通知のほか、加速度センサーに付随する牛群管理ソフトを活用し、日乳量、牛舎内温湿度等の多様なデータを一元管理、見える化、共有をすすめ、 データの有効活用と更なる省力化につなげる。
- 今回、実証農場で得られた知見をもとに、県内における新規就農者の技術的に補完のためスマート農業技術を導入予定。
- 導入したスマート農業技術を活用した、農業高校における研修会を継続して実施予定。
問い合わせ先
富山県 農林水産部 農業技術課
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キーワード
軽労化、遠隔監視、AI、発情・分娩・異常検知システム、発情検知、発情等検知、牛群監視、牛群管理システム、畜産、ウェアラブルデバイス、活動量計、データ、営農管理システム、酪農