果wB01:(一社)とみおかワインドメーヌ(福島県富岡町)
実証参加教育機関
国立大学法人福島大学
実証課題名
ワイン用葡萄畑におけるロボット草刈機による作業効率向上の実証
経営概要
0.65ha(ワイン用葡萄0.5ha)うち実証面積:ワイン用葡萄0.65ha
導入技術
・(無人走行型)ロボット草刈機(ロボモアMR-300)
目標
・ロボット草刈機導入後:草刈りに係る労働時間65%削減
実証成果の概要
- ロボット草刈機により、7月~11月の期間の草刈りに係る労働時間を約75%削減(139時間/10a→35時間/10a)し、感染症の拡大に伴う労働力不足を解消した。
- ロボット草刈機が常に草刈りを行っていたため、常に雑草が伸びていない状態を維持できた。
導入技術の効果
人材育成の効果(参加した学生の声)
- 福島大学農学群食農学類の学生27名に対し、1泊2日の集中講義を行い、スマート農機を導入した際の作業効率向上やドローン・GPSなどを利用したスマート農機の評価方法について体験してもらうことで、将来の意欲ある農業の担い手のガイダンス的役割を果たし、結果、学生のスマート農機開発や利用への関心が高まった。
- 「ロボット草刈機のメリットや課題を把握することができた」「スマート農業への関心が高まった」という学生の声が多かった。
今後の課題・展望
- ロボット草刈機導入後の労働時間(229時間)のうち約94%にあたる215時間が株元などの草刈りであった。今後は、株元のような現段階のロボット草刈機では対応できない細かな個所の草刈りをどのように省力化していくかを検討する必要がある。一つの提案として、刃を金属から安全性が高く、障害物周辺の草刈りに適しているナイロン刃へ変更できるような仕様を挙げる。
問い合わせ先
株式会社 ふたば
E-mail:
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