施wH03:(株)A-noker(佐賀県太良町)
実証参加教育機関
佐賀県農業大学校
実証課題名
自動収穫ロボットの導入による収穫作業の省力化及び自動化実証
経営概要
5.45ha(アスパラガス1.05ha)うち実証面積:アスパラガス30a
※3経営体合計 他作目は水稲、麦、大豆、白菜、ブロッコリー等
※3経営体合計 他作目は水稲、麦、大豆、白菜、ブロッコリー等
導入技術
①自動収獲ロボット
目標
春芽環境で収獲率 60%・収獲速度15秒/1本 夏芽環境で収獲率50% 収獲速度20秒/1本 利益率5%UP
実証成果の概要
- 野菜自動収獲ロボットを3軒の生産者へ導入
- 春芽環境の収獲率は平均58%~77% (圃場毎にバラツキあり。特定圃場で日別最高94%)
- 収獲率が平均62.4%の生産者では収獲に係る時間を40.7%削減 (理論値)(2.33時間/10a→58分/10a)
- 夏芽環境では、収獲率25.41%の生産者で収獲作業に係る時間を15.9%削減(理論値) (308時/10a→259.1時間/10a)
- *2軒は病害により夏芽は実証中止。
導入技術の効果
人材育成の効果(参加した学生の声)
- 学生22名が、国内外のアグリテックについて受講した。受講後のアンケートでは、特に関心の高い点として、「(1)地域の人手不足に関する課題意識」、「(2)国内外のスマート農業技術」、「(3)自身が就農する際のスマート農業への期待」の3つの回答が多く、実習を通じての啓蒙を図ることができた。
- 「参加者からは「日本と海外のスマート農業の違いが分かった」「就農時に活用したい」との声があった。
今後の課題・展望
- 圃場環境の違いに収獲率および効果が大きく異なる。スマート農機の性能を引き出すには圃場環境の整備が必要。夏芽シーズンは病害により整備ができず収獲率が低調となった。 *本事業外の夏芽圃場では~70%程度収穫
- Robot as a Service形式による提供で、コストダウンできる事を確認した(農場主の作業時間を時給換算)
- ロボットと協働する人の作業効率も鑑みた協働モデルの開発を進めていく。
問い合わせ先
コンソーシアム代表機関:inaho株式会社
E-mail:
関連リンク
キーワード
自動収穫ロボット、収穫機、軽労化、アシストスーツ、運搬、リモートセンシング、リモセン、栽培環境センシング、アスパラガス、野菜(茎葉菜類)