畜wA01:(有)エスエルシー(北海道別海町)

実証品目:畜産 | 実証面積:搾乳牛365頭、育成牛240頭、子牛60頭

実証課題名
オールICTシステムファームにおける労働力不足解消技術体系の実証
構成員
東京理科大学、別海町、北海道(根室農業改良センター)、中標津農業高校、別海高校、標茶高校、(有)エスエルシー

背景・課題

道内の酪農業では、規模拡大に伴い雇用労働力調達が前提となっていますが、立地が地方であるなど雇用条件が厳しく労働力不足が課題となっています。この感染症の影響で外国人技能実習生の受け入れも困難となっています。また「長時間」「重労働」というイメージから後継者不足にも悩まされています。

本プロジェクトへの想い

実証生産者は、20年以上前に法人化し、現在では搾乳・哺乳の各生産工程に最先端の自動化システムを導入しホルスタイン種・和牛の複合生産を行う「オールICTシステムファーム」を構築し、高度な生産・経営を実現しています。軽労化・省力化と待遇改善を推進し働きやすく魅力ある職場づくりに取り組んでいます。
最先端のスマート技術をフル活用する次世代型の酪農業を創出し、ゆとりある働き方と収入が見込める魅力ある酪農業を創出します。

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

実証拠点の生産者における生産や経営の状況等の研修を通じて、最先端の酪農業の生産・経営とスマート技術の特徴についての理解を深めます。また、本事業におけるスマート技術の導入・実証の取り組みを実地研修や研究者・生産者との交流等を通じてより身近に体験していただき、その有効性や最前線の酪農業のありかたと魅力を知って頂くことでこれからの酪農業を担う人材育成につなげます。

目標

  • 「繁殖管理」:労働力30%低減 「分娩管理」:労働力30%低減
  • 「給餌管理」:労働力30%低減 「子牛飼養管理(健康管理)」:労働力30%低減

実証する技術体系の概要

➀分娩管理システム ➁給餌管理システム ➂子牛飼養管理システム

問い合わせ先

実証代表
東京理科大学 研究戦略・産学連携センター
Tel:03(5228)7440

E-mail:

視察等の受入について
(有)エスエルシー(売場、米内)
Tel:0153-76-1171

E-mail:

キーワード

発情等検知、分娩作業・哺乳育成作業、酪農