畜wA02:阿寒農業協同組合(北海道釧路市)

実証品目:畜産 | 実証面積:肉用子牛600頭/年・分娩牛(乳牛)600頭/年

実証課題名
共同型スマートCBS(キャトルブリーディングステーション)による地域一体となった労働力不足解消技術体系の実証~ホルスタインの借り腹による和牛生産で参加農家の収益15%以上増加を実現する
構成員
阿寒農業協同組合、岩手大学、東京理科大学、釧路市、北海道標茶高等学校

背景・課題

酪農業では、乳肉複合経営などによる生産・経営の高度化の一方、生産現場の労務負荷が増大傾向にあり、感染症の影響で外国人技術実習生の就業が困難となるなど労働力不足が課題となっている。働きやすく高収入も見込める魅力ある酪農業を創出し担い手確保につなげる。

本プロジェクトへの想い

当地域は、釧路地域の恵まれた自然環境のもと、全国屈指の飼養頭数に基づく生乳生産基盤を有しています。今後、最先端の繁殖技術や生産・経営技術、本事業で取り組む「スマート技術」を実装することで、高度な「乳肉複合経営」を推進、より一層生産基盤の強化を図ります。未来の担い手とともに、働きやすく高収入も見込める新しい酪農業を創出し、地域とともに発展して参ります。

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

生産現場での実地研修などにより、スマート技術の内容や特徴、導入方法や効果等の研修を行う。昨今の酪農業では、生産や経営において新たな技術や考え方の導入が進み、現場の作業内容や働き方も変化しつつある。興味・関心・知識を深められるような研修を通じて将来を担う人材育成につなげる。

目標

分娩作業時間 50%削減 / 哺乳育成作業時間 50%削減

実証する技術体系の概要

➀分娩監視システム(分娩センサー、監視カメラ) ➁個別自動型哺乳ロボット・子牛健康管理システム(活動量計等)

問い合わせ先

実証代表
阿寒農業協同組合 Tel:0154-66-3211
視察等の受入について
阿寒農業協同組合 Tel:0154-66-3211
キーワード

個体行動監視、発情等検知、哺乳機、分娩作業・哺乳育成作業、肉牛