畜wH05:(株)カミチクホールディングス(鹿児島県鹿児島市)

実証品目:酪農牛・肉用牛等 | 実証面積:200ha

実証課題名
スマート畜産技術の導入による人手不足の解消と経営改善の実証
構成員
株式会社カミチクホールディングス、株式会社カミチクファーム 伊佐農場、鹿児島県立伊佐農林高等学校、伊佐市農政課畜産係、株式会社産学連携機構九州

背景・課題

新型コロナウイルスの感染拡大以降、外国人技能実習生が来日できない等労働力の不足が大きな問題となっているため、スマート畜産技術を活用し、効率的な経営に転換する必要がある。

本プロジェクトへの想い

カミチクグループでは、肉用牛・乳用牛の飼育・生産に加え、6次産業化にも取り組んでいます。地域の基幹産業である畜産業の維持、発展のためにも「スマート畜産技術」を活用した経営の効率化は不可欠です。
本実証プロジェクトは、厳しい情勢のなかでも、いかに生産者として前向きに課題に取り組んでいくかの指針を示す事業であり、大きな成果を上げられるよう、構成員一丸となって取り組んでまいります。

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

鹿児島県立伊佐農林高等学校の生徒に、肉用牛・乳用牛の繁殖、哺乳、育成、給餌、農場管理などの業務の講習を行う。また、U-Motion、肥育牛・給餌管理システム、カーフレール、ネットワークカメラの活用・操作等につき講習及び実習を行い「スマート畜産技術」の普及を行う。

目標

  • 見回り時間を、従来の4時間/日(2時間×2人)から1時間/日(0.5時間×2人)に削減。(U-Motion)
  • 牛と給餌の管理業務(情報の確認・連絡等)につき3/4(=0.75)人分の業務量を削減。(システムの統合化)
  • 哺乳業務を従来の51時間/日(10.2時間×5人)から26時間/日(5.2時間×5人)に削減。(カーフレール)
  • 担当者のかけつけ・待機・見回りなどの移動・労働時間につき1/4(=0.25)人分を削減する(ネットワークカメラ)

実証する技術体系の概要

➀U-Motionの導入 ➁肥育牛管理及び給餌管理システムの統合化 ➂カーフレールの導入 ➃ネットワークカメラの導入

問い合わせ先

実証代表
株式会社カミチクホールディングス
視察等の受入について
株式会社カミチクホールディングス Tel:099-822-1888
キーワード

個体行動監視、哺乳機、活動量計、遠隔監視カメラ、肥育牛管理システム、肉牛