果wF04:JAならけん西吉野柿部会ほか(奈良県五條市)

実証品目:カキ | 実証面積:7.6ha

実証課題名
センシング技術に基づく自動選果による大規模柿産地の選果作業省人化
構成員
奈良県農業協同組合、JAならけん西吉野柿部会、五條市立奈良県立五條高校賀名生分校、なら食と農の魅力創造国際大学校、奈良県南部農林振興事務所、奈良県農業研究開発センター

背景・課題

国内有数の柿産地である五條市西吉野地区は共同選果場による出荷体制が整っているが、農業者や地元雇用だけでは選果場の労力が確保できず、地域外雇用も行っている。今回の新型コロナウイルス感染症の発生拡大の影響で、地域外からの雇用労力が確保できない状況にある。さらに、感染を恐れて選果場勤務を拒む地元雇用者も多い。

本プロジェクトへの想い

選果技術をもっているベテラン作業員の高齢化に加え、コロナ禍の影響で一般作業員の確保も難しい状況にあるため、選果場の運営は厳しい状況にあるが、このスマート農業実証プロジェクトを成功させ、日本有数の柿の産地として、品質だけでなく出荷体制についても他産地のモデルになる取り組みにします。

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

自動選果機を用いた選果の講習会(実習兼ねる)を受講し、これまでの手作業での選果の手順、要する時間など見学し、将来、経営者として労務管理を行う際の基礎を学ぶ。同時にスマート農業技術の効果とそれにかかる装備や経費について学び、経営者としての知識を広げる。

目標

  • 熟練雇用作業員による選別作業の省人効果(慣行の48名を8名に、8割以上削減)
  • 選果機の選果能力の20%向上
  • 自動選果の精度が人手による選果作業と同等

実証する技術体系の概要

➀AI搭載型全周(6画面)計測対応外観センサによる新たな選果システムの運用

問い合わせ先

実証代表
奈良県農業協同組合本店 営農販売部営農販売課

E-mail:

視察等の受入について
同上
キーワード

選果機等、かき