露wC04:(株)鈴生(静岡県静岡市)

実証品目:ブロッコリー | 実証面積:10ha

実証課題名
加工業務用ブロッコリーのスマート機械化一貫体系の実証
構成員
(株)鈴生、静岡県経済産業部農業局、ヤンマーアグリジャパン(株)中部近畿支社、(株)日本農業サポート研究所、静岡県立農林大学校

背景・課題

(株)鈴生では、4月から5月かけて技能実習生・特定技能生が入社予定だったが、新型コロナウイルス感染症予防に伴う入国制限で、いまだに入国できていない状況。今後も9月にタイから技能実習生が入社予定だが、入国について不透明となっている状況である。人員不足が不安な状況の中、スマート技術を取り入れることで、作業時間の削減、労働力不足の解消等を実証する。また、3年前から国産加工業務用ブロッコリー栽培を進めており、スマート技術を取り入れることで増加傾向の輸入ブロッコリーに対抗できる国産加工業務用ブロッコリーの需要拡大を進めていく。

本プロジェクトへの想い

  • スマート農業、機械化を進めていくことで、学生に農業の面白さや楽しさ興味を持ってもらう
  • スマート農業を確立し、利益が残せる農業を営んでいく
  • スマート農業を確立し、単価面でも輸入ブロッコリーと戦える国産業務加工ブロッコリーの拡大を進めていく

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

  • 現場研修会の開催:スマート機械の説明、実演、体験操作等
  • 農業・農業経営に関する研修会:静岡県立農林大学を主に、講師、講座の開催
  • インターンシップ等の受入れ:露地野菜の芝居に関する基礎知識・技術の習得、スマート機械の説明、操作

目標

  • 自動操舵トラクターの導入により耕耘・畝立て作業で17%の削減
  • AI付き全自動移植機の導入により、定植作業で72%の削減
  • AI付きブロッコリー収穫機の導入により、収穫作業で65%の削減

全体での削減率は31%を目標とする。

実証する技術体系の概要

➀自動操舵トラクター ➁AI付き全自動移植機 ➂AI付きブロッコリー収穫機

問い合わせ先

実証代表
株式会社 鈴生
視察等の受入について
Tel:054-206-1203/担当;繁田、海野(申込みは2週間前まで)
キーワード

ロボトラ、栽培管理システム、畝立て