露wH09:(株)指宿やさいの王国(鹿児島県指宿市)

実証品目:キャベツ | 実証面積:10ha

実証課題名
キャベツの大規模栽培における先端技術を取り入れた施肥から収穫までの一体的省力化体系の実証
構成員
(株)指宿やさいの王国、ヤンマーアグリジャパン(株)、鹿児島県立山川高等学校、鹿児島県、指宿市

背景・課題

キャベツ収穫は重労働で労働力が集まりにくく、また感染症の拡大により外国人技能実習生が入国できないなど、労働力不足が深刻化している。
GPS車速連動型散布機及びGPSロガー搭載キャベツ収穫機の導入による機械化一貫作業体系を実証・確立し、労働力不足の解消に取り組むとともに、重労働の軽減と労働時間の削減を図る。

本プロジェクトへの想い

キャベツの収穫は腰をかがめて重いキャベツを収穫するという重労働だが、収穫機を導入することにより体の負担を軽減し、多様な人材が農業に携わることができるようになり、労働力不足を軽減し、地域の農業を活性化したい。またそれに伴い農業人口が増えるようになってほしい。

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

キャベツの収穫を手作業で行う場合と収穫機を用いて行う場合の違いを、労働・効率・経済性・安全の観点から講習を行う。その後OJT形式で実際に作業を行いながら、両行程にどの程度差があるかを体験できるような実習を1回行う。その際、専門家による収穫機の操作方法の講習を行う。
肥料散布については、GPSによる車速連動型の精密均等散布について労働・効率・経済性・安全性の観点から講習を行う。また,生徒同乗による実機の操作方法や効率性の比較等の学習も計画したい。

目標

  • 施肥耕耘作業時間を約50%短縮する。
  • キャベツ収穫及び箱詰め作業にかかる延べ時間を約25%短縮する。

実証する技術体系の概要

➀GPS車速連動型肥料散布機 ➁キャベツ収穫及び箱詰め作業にかかる延べ時間を約25%短縮する。

問い合わせ先

実証代表
株式会社指宿やさいの王国
視察等の受入について
株式会社指宿やさいの王国

E-mail:


※視察可能日:第2、第4水曜日
キーワード

自動操舵トラクタ、ロボトラ、GPSロガー、グランドソワー