施wB01:(株)イグナルファーム大郷(宮城県大郷町)
(株)宮城フラワーパートナーズ(宮城県加美町)

実証品目:ミニトマト | 実証面積:1ha
実証品目:花苗 | 実証面積:0.6ha

実証課題名
施設園芸多品目に適応可能な運搬・出荷作業等の自動化技術の実証
構成員
宮城県農政部園芸振興室、フューチャーアグリ(株)、宮城県農業・園芸総合研究所、宮城県農政部農業振興課、宮城県仙台農業改良普及センター、宮城県大崎農業改良普及センター、大郷町、加美町、宮城県加美農業高校、宮城県農業大学校、公立大学法人宮城大学、(株)イグナルファーム大郷、(株)宮城フラワーパートナーズ、(公社)みやぎ農業振興公社

背景・課題

宮城県内の施設園芸では、農業従事者の感染症対策や高齢化という要因が重なり、労働力不足が懸念されている。本プロジェクトの実証経営体では、パート従業員の約2割に影響が出ており、管理遅れや他従業員の負担増が確認されている。県内の他大規模施設園芸経営体でも同様状況が散見され、施設園芸多品目に適応可能な労働力削減のための技術が強く求められている。

本プロジェクトへの想い

施設園芸経営体の経営安定、収益性向上において、労働力確保が大きな課題となっています。農作業の自動化技術を進展させることで、上記課題解決のみならず、就労者にとっても働きやすい環境を整備します。教育機関とも連携し、県内スマート農業の持続的な発展が目指せる体制を構築します。

農業高校、農業大学校等、大学との連携による人材育成

➀講習会、➁Web会議、➂OJT等の異なる形式で、学生の学習状況や意向に沿った研修を行う。研修を通じてスマート農業に対する関心を高めると共に、地域の農業生産・農場経営・スマート農業研究に関わる人材を育成し、持続的に農業生産が発展する仕組みの構築を目指す。

目標

本実証課題では、施設園芸の共通作業である収穫物の出荷作業と植物体残渣の運搬作業、培用土運搬を自律走行型台車(AGV)により自動化する。また、ミニトマトの選果調整と果実品質検査を同時に行うスマート選果機や作業情報を効率的に収集する生産管理システムを活用し、データ解析を自動化する。これら技術により、多品目に渡る施設園芸経営体の労働時間を2割以上削減する。

実証する技術体系の概要

➀自律走行型台車、➁スマート選果機、➂生産管理システム、➃環境制御条件の共有、➄高解像度360°カメラによる栽培状況の共有

問い合わせ先

実証代表
宮城県農政部園芸振興室

E-mail:

視察等の受入について
上記実証代表まで。視察等の受入については、現地実証経営体と相談の上、連絡致します。
キーワード

統合環境制御、選果機等、栽培管理システム、自動走行無人運搬車、定点カメラ、労務管理