施wG02:みのるファーム(株)(徳島県石井町)

実証品目:ミニトマト | 実証面積:0.5ha

実証課題名
ミニトマト栽培におけるスマート農業技術を活用した省力・軽労化体系の実証
構成員
徳島県、徳島県農業大学校、石井町、みのるファーム(株) 、みのる産業(株)、(株)日本農業サポート研究所

背景・課題

  • 徳島県名西郡石井町は野菜園芸が盛んな地域であるが、生産者の高齢化に対応した担い手の確保が喫緊の課題である。 とりわけ大規模施設園芸は管理作業や収穫作業が絶え間なく行われていることから、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大により外国人技能実習生や子育て世代の働く人材の確保が困難となっている。
  • 先進的環境制御や無人防除作業、管理作業の省力・軽労化機器などのスマート農業技術を導入し、喫緊に労働力不足に対応する技術体系を確立することが求められている。

本プロジェクトへの想い

大規模なミニトマトの一般管理作業(誘引・摘葉)や出荷調整作業(収穫・選別)などは、日常的に社員、パート従業員が対応しているも、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大により、子育て世代のパートタイム雇用者等の労力調整が困難となり、人手不足が深刻化。
スマート農業技術を導入したミニトマト栽培体系を構築し、社員やパート従業員の負担を軽減して、県内外の労働力改善に資する経営体へのスマート農業技術を導入した体系の定着・波及を目指します!

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

ICT農業及び施設園芸学の講義を受けるとともに、統合環境制御装置、無人防除機、自動搬送ロボット、アシストスーツ、主茎処理機、営農管理システムの実証ほ場における実習を行う。

目標

  • 無人防除機による作業時間削減 慣行作業時間の50%削減。
  • 主茎処理機による作業時間削減 前年作業時間の30%削減。
  • 自動搬送ロボット導入による作業時間削減 慣行作業時間の10%削減。
  • アシストスーツ導入による作業の軽労化。
  • 営農管理システムAGRIOSによる作業管理や労務管理の効率化で作業ピークを平準軽労化。
  • 個々の作業時間短縮や労働ピークの平準化等を統合して、年間の労働時間を10%削減。

実証する技術体系の概要

➀統合環境制御装置 ➁無人防除機 ➂自動搬送ロボット ➃アシストスーツ ➄ 主茎処理機 ➅営農管理システム

問い合わせ先

実証代表
徳島県立農林水産総合技術支援センター高度技術支援課 Tel:088-674-1922
視察等の受入について
みのるファーム株式会社 Tel:088-635-2801
キーワード

アシストスーツ、統合環境制御、営農管理システム、農薬散布ロボット、自動搬送システム、バックオフィス業務