施wH03:(株)A-noker(佐賀県太良町)

実証品目:アスパラガス | 実証面積:30a

実証課題名
自動収穫ロボットの導入による収穫作業の省力化及び自動化実証PRJ
構成員
inaho株式会社、佐賀県園芸課、佐賀県農業大学校、実証アスパラ農家さん

背景・課題

アスパラガスは年間200日間、毎日収穫作業が必要な野菜であり、夏場の45°Cを超えるハウスでの作業は重労働です。実証を行う佐賀県はアスパラガスにおける「単位面積あたりの生産量」が国内1位であり、優れた多収化技術を有していますが、収穫作業は人手に頼っており、高齢化や感染症の影響もあり、労働力不足は農家に取って深刻な問題となっています。

本プロジェクトへの想い

農業人口減少や高齢化の進む日本では、経営体あたりの生産性を上げるため省力化が強く求められています。
これまで人間が目で見て1つ1つ判別していた収穫作業をロボットで自動化します。省力化を通じて労働力不足が解消に資することを実証します
またロボットだけでなく、圃場の生産・環境データと経営データと組み合わせることで、農業経営の新しい可能性を示したいと考えています。

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

  • 「座学形式」で世界のアグリテックの最新事例を学びつつ、ロボットに使われている技術に触れることで、スマート農業技術全般の効果的な使い方やトレンドへの理解を深めます。
  • 「現地研修」として圃場で野菜自動収穫ロボットの運用を行います。また、ロボットが動きやすい圃場の設計等ついても考えます。

目標

  • 2020年7月-10月の夏芽、2021年2月-3月春芽時期に3軒の生産者の圃場へロボットを導入し夏芽で50%、春芽で60%の収穫率で収穫する
  • 収穫ロボット導入により、人手による収穫作業労働時間が20%減少されることを実証する
  • 時間外収穫、環境データ、経営データの取得、分析を通じて2つ以上の農家で利益率5%増を実現する

実証する技術体系の概要

➀ロボットを利用した自動野菜収穫サービス ➁ロボットに合わせた圃場環境 ➂生産/経営データの「見える化」によるデータ農業の実践

問い合わせ先

実証代表
inaho株式会社
視察等の受入について

E-mail:

キーワード

栽培環境センシング、収穫機