みどりの技術カタログ

高機動畦畔草刈機

温室効果ガス
その他
(労働生産性)
作目水稲
技術の概要

本機は、走行部、刈取部、操作部等から構成される電動式のリモコン草刈機で、1台で畦畔及び整備法面における草刈り作業が可能な高機動畦畔草刈機である。各部の電源はバッテリから供給され、走行部は走破性の高い一対のクローラ式で、刈取部は走行部の前側に位置する2連式のカッタユニット構造(回転刃)を採用している。畦畔作業時は、フレキシブルアームによって左右刈取部の位置を変更でき、刈取部が畦畔上面及び畦畔法面に適応できる。

効果

草刈り作業の軽労化及び安全性の向上が期待

電動式のリモコン草刈機であるためGHG削減が期待でき、作業者は従来の自走式草刈機のようにハンドルを持って機体を支える必要がなく、作業者負担の大幅な軽減が期待できる。また、作業者はエンジンの振動、飛び石、塵、埃の影響や作業機の反発を受ける危険性が大幅に減少するため、作業の安全性向上(作業環境の改善)が期待できる。

導入の留意点
  • 畦畔及び整備法面の条件に留意が必要

    走行可能な畦畔条件として、上面幅59cm以上、畦畔法面傾斜角60度以下であることに留意する必要がある。

    走行可能な整備法面条件として、傾斜角35度以下であることに留意する必要がある。

その他(価格帯,改良・普及状況,適応地域)

価格帯

スマモ(走行ユニット)RS400-1:106.7万円

畦草刈アタッチAZ720:38.5万円

普及の状況

株式会社ササキコーポレーションから市販中

適応地域

全国

関連情報

・最新農業技術・品種2022「高機動畦畔草刈機」
・農研機構普及成果情報(2016年) 「畦畔や整備法面での草刈り作業の負担を軽減する 機動性の高い電動草刈機」

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