みどりの技術カタログ

有機質資材の肥効見える化アプリ

肥料
有機農業
作目野菜類、畑作物
技術の概要

簡単な入力作業により、有機質資材の窒素肥効を予測し、見える化するアプリを開発した。 堆肥等の有機質資材は、有機・減肥栽培や土壌への炭素蓄積にとって不可欠であるが、肥効の見積もりが難しいことが欠点。このアプリは、農研機構と国立環境研究所が共同開発した新しい数理モデルと、地温などの環境データや資材の特性値を使って、資材の窒素肥効(減肥可能量)を予測する。

効果

誰でも簡単に見える化

ネット接続があれば、資材の種類や施用時期などを数分間入力するだけで、窒素肥効を予測できる。

多様な作型に対応した予測

地温が異なる夏作、冬作など野菜類の多様な作型に対応できる。肥効の予測には農研機構日本土壌インベントリーの地温データを使っている。

有機質資材の利用促進と化学肥料の使用低減

見える化により、有機質資材の利用が容易になり、化学肥料の使用低減につながる。

導入の留意点
  • 水田のような湛水条件には非対応現在のモデルは畑地条件を想定して開発されている。
  • 予測精度に限界あり降雨等の要因により精度が劣る場合があり、精度の向上に取組んでいる。
その他(価格帯,改良・普及状況,適応地域)

価格帯

上記アプリの利用は無料 モデルの商業利用、特定資材用の高精度アプリは有料

適応地域

日本全国

関連情報

・農研機構プレスリリース、2021年5月13日

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