みどりの技術カタログ

高能率軟弱野菜調製機

その他
(労働生産性)
作目ホウレンソウ
技術の概要

ホウレンソウの根切り、子葉・下葉の処理を高精度・高能率で行える調製機を開発した。 供給者が ホウレンソウを1株ずつ供給部のベルト上に静置すると、調製部で根切りと子葉・下葉の除去が行われる。 仕上げ作業者は、搬出部のベルト上を流れてくる株に仕上げ調製を行い、コンテナに収容する。 概ね 草丈20cmから45cmまでの株の調製が可能。

効果

調製作業が効率的に実施できる。

根切りや子葉・下葉の除去が高精度に行われ、作業者に より仕上げ調製を行う割合が大幅に減少。

誰でも簡単に使え、作業精度に個人差が少ない。

能率も高く、2人作業による省力効果がある。

作業能率は 900株/人・hr(供給1人、仕上げ1人)と高く、従来機(供給1人、仕上げ3人、600株/人・hr)に比べ、省力効果が高い。

導入の留意点
  • 雨よけ栽培の立性ホウレンソウで作業性良。

    虫食いや病斑葉、軸折れ、混入異物等の除去は手作業で行う。

その他(価格帯,改良・普及状況,適応地域)

価格帯

120万円(税込)

普及の状況

2018年から市販化され、全国の産地に 300台が導入・普及。

関連情報

・ 群馬県農業技術センター 研究報告第17号(2020年3月発行)

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