みどりの技術カタログ

転炉スラグによる土壌pH矯正を基本技術とした各種病害の被害軽減

農薬
作目メロン、ネギ、レタス、ハクサイ、ブロッコリー、ニンニク、キュウリ、ホウレンソウ、ピーマン、トマト
技術の概要

転炉スラグ※を用いた土壌pH矯正は、土壌pHの上昇に伴って発病程度が低下する土壌病害を対象とした耕種的な被害軽減技術である。本資材はホウ素やマンガン等の微量要素を豊富に含むため、矯正目標値のpH7.5程度では作目に微量要素欠乏を来さない特徴がある。さらに、高pHの持続性に優れるため、1回の施用で複数年、化学農薬による土壌消毒が不要となる。なお、品目ごとの施用方法や効果の詳細は関連情報を参照。
※?製鉄所で発生する副産物で、CaO等を生成物としアルカリ性を示す。

効果

化学農薬による土壌消毒よりも防除コストや作業負担を低減

長期間効果が持続

関連情報

1育苗時に発生するはくさい・キャベツ・ブロッコリーの根こぶ病の被害軽減対策として育苗土の土壌pH矯正が効果的である

2育苗土と圃場の土壌pH矯正でブロッコリー・はくさいの根こぶ病の被害を軽減できる

メロン

3転炉スラグを用いた育苗土と圃場の土壌pH矯正によるメロンつる割病の被害軽減法

レタス

4レタス根腐病は品種耐病性と転炉スラグを用いた圃場の土壌pH矯正の併用で被害を軽減できる

5レタス根腐病のペーパーポット育苗による被害軽減(耕種的方法の追加)

ネギ

6転炉スラグを用いた育苗土と圃場の土壌pH矯正によるネギ萎凋病の被害軽減

ニンニク

7転炉スラグを用いた土壌pH矯正と種子消毒の併用によるニンニク黒腐菌核病の被害軽減

8転炉スラグを用いた土壌pH矯正と緑肥の併用によるニンニク紅色根腐病の被害軽減

キュウリ

9ウリ科野菜ホモプシス根腐病被害回避マニュアル

10転炉スラグを用いた土壌pH改良によるキュウリホモプシス根腐病の被害軽減

ホウレンソウ、ピーマン、トマト

11転炉スラグを用いた土壌pH改良によるホウレンソウ萎凋病の被害軽減

12転炉スラグを用いた土壌pH改良によるピーマン青枯病の被害軽減

13転炉スラグによる土壌pH矯正手法を核としたトマト青枯病の被害軽減対策

14転炉スラグによる土壌pH矯正を核とした土壌伝染性フザリウム病の被害軽減技術

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