みどりの技術カタログ

退緑黄化病抵抗性メロン「アールスアポロン」シリーズ4品種

その他
(労働生産性)
作目メロン
技術の概要

メロン産地では近年、退緑黄化病が発生し大きな問題となっているが、本品種の栽培により、被害の軽減が期待される。4品種とも、果肉が緑色で、果皮にネットがあるアールス系メロンである。 「アールスアポロン(夏系)」は6~7月播種・9~10月収穫、「アールスアポロン(春秋系)」は7~8月播種・10~11月収穫、「アールスアポロン(早春晩秋系)」は8~9月播種・11~12月収穫、「アールスアポロン(秋冬系)」は9月播種・12~1月収穫に適した品種で、4品種とも、退緑黄化病抵抗性を持っている。また、感染しても症状が軽く、高品質なアールス系メロン果実の安定生産に貢献する。

効果

退緑黄化病の被害を軽減

本品種は、退緑黄化病にかかっても症状が軽く、果実重や糖度が低下しにくい。

導入の留意点
  • タバココナジラミの防除も重要

    退緑黄化病に対して完全な抵抗性ではない上、病原ウイルスを媒介するタバココナジラミ自体には抵抗性がないため、本品種を栽培する際には、ハウスに目合い0.4mmの防虫ネットを張ること、防除効果の高い農薬を適切な時期に処理することも重要。

その他(価格帯,改良・普及状況,適応地域)

(株)萩原農場生産研究所

〒636-0222 奈良県磯城郡田原本町法貴寺984

TEL 0744-33-3233

関連情報

農研機構プレスリリース(研究成果) 世界初の退緑黄化病抵抗性メロン「アールスアポロン」シリーズ4品種を育成

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