みどりの技術カタログ

酸味が少なく糖度が高いニホンスモモ新品種「ハニービート」

その他
(労働生産性)
作目ニホンスモモ
技術の概要

ニホンスモモの主要品種「ソルダム」 や「サマーエンジェル」よりも成熟期が 約10日早い「ハニービート」を育成した。「ソルダム」と比べて、糖度が高く、酸味が少ない(pHが高い)ため、食味良好である。

効果

ニホンスモモでは早い収穫期で、消費・流通期間の拡大と労力分散に貢献

酸味の少ないニホンスモモ品種はまだ少なく、「サマーエンジェル」などの中生以降(収穫盛期が7月20日前後)の品種がほとんどである。「ハニービート」は、これらよりも10日程度早くから収穫可能であり、酸味が少ないニホンスモモの販売時期を早め、消費拡大と労力分散に貢献できる。

導入の留意点
  • 成熟期に降雨が多いと裂果が発生

    成熟期(つくば市では6月下旬から7月上旬)に降雨が多くなる地域では、「貴陽」などで行われている傘かけ栽培を行う事が望ましい

その他(価格帯,改良・普及状況,適応地域)

価格帯

苗木1本あたり1,000円~2,000円

改良・普及の状況

2022年までに苗木2,023本販売

適応地域

全国のニホンスモモ栽培地域で栽培可能

関連情報

(研究成果)酸味の少ないニホンスモモ新品種「ハニービート」

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