施H07 (株)タカヒコアグロビジネス(大分県九重町)

実証課題名
大規模施設園芸の生産性を飛躍的に向上させるスマート技術体系の実装
経営概要
3ha(パプリカ)うち実証面積3ha(パプリカ)

導入技

①生産管理支援システム、②無人搬送システム

生産性(売上/費用)を15%向上させる。
  • 生産活動の効率化により、費用の5%低減
  • 適切な生産管理の実施により、売上の10%向上

目標に対する達成状況

  • 実証開始前と比べて本年度では、生産性が16%向上(収量あたりの労働時間(労働生産性)9%減、面積あたりの収量(土地生産性)24%増、売上27%増)し、目標の15%を上回ることができた。収量増は、作業量の増大を引き起こすものの、生産管理支援システムや無人搬送システムの導入など、生産管理体制の改善により、労働時間を5%低減させることができた。

導入技術の効果

生産管理支援システム①

生産管理支援システム②

  • 生産管理支援システム導入による管理作業時間削減効果

無人搬送システム①

無人搬送システム②

導入後の生産者の声
  • 無人搬送試運転でかなり疲労が軽減されることを実感した
  • 危険のない効率的なレイアウトの見直しができた

事業終了後の普及のための取組

  • 生産管理支援システムは、令和2年度は年間を通じた試験運用を実施中。愛彩ファーム九重の方々のご意見を取り入れ、事業終了後に他の生産者に向けてβ版(試行版)リリースの予定(次年度中)。
  • 無人搬送システムの運用に際し、安全面での検討をすると共に、収穫時の収穫物運搬に投入し、関連データを取得する予定。
問い合わせ先

実証代表

大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 大山 克己

E-mail:

視察等の受入について

(株)タカヒコアグロビジネス Tel:0963-77-7000(代表)、または、
WEBサイト: (https://takahiko-agro-business.jimdo.com/視察-研修-取材/)

関連リンク
キーワード

運搬、無人搬送システム、営農管理システム、経営(経理)管理システム、栽培管理システム、生産管理支援システム、収量予測、出荷予測システム、生育・収量の予測システム、施設園芸、パプリカ、野菜(果菜類)