施H08 JAそおピーマン部会(鹿児島県志布志市)

実証課題名
センシング技術に基づく統合環境制御の高度化によるピーマン栽培体系の実証
経営概要
1.77ha(ピーマン1.77ha) うち実証面積:ピーマン1.77ha

導入技

①統合環境制御機器(ハウス内環境制御)、②出荷予測アルゴリズム、③3D深度カメラ、④情報統合基盤

  • ピーマン単収の5~20%アップ、2週間出荷予測の精度向上(現状73%を80%にアップ)

目標に対する達成状況

  • ハウスの統合環境制御により、実証区平均単収が慣行区より28%増加
  • 日々発生する追肥・かん水・中二重操作の労働時間削減が顕著であり、目標の70h/10aを上回る116h/10aの労働時間を削減。削減時間を活用し実証農家2軒がハウス面積拡大。
  • 出荷量の2週間前予測の精度が改良前より向上(73%→84%:2021年12月末現在)
  • 情報統合基盤により多様な情報を分析し、経営改善に貢献

導入技術の効果

統合環境制御

  • ハウス内を光合成活動に適した環境に保つことで単収が慣行区の49%増加

労働時間の削減

  • 追肥・かん水・中二重操作時間が慣行区の43%に省力化

出荷予測アルゴリズム

  • 2週間予測の精度が向上(73%→84%)

情報統合基盤

事業終了後の普及のための取組

  • 統合環境制御の導入を容易にするため、統合環境制御ガイドラインを作成する。
  • 統合環境制御目標決定のため、生育調査結果と農家の達観による生育判断のすり合わせを行う。
  • 2週間予測は目標を達成したが、継続的な改善を行う。
  • 統合環境制御機器新規導入農家の登録作業など新規参画者向けサービス作業の維持
問い合わせ先

鹿児島大学農学部

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キーワード

営農管理システム、生育・収量等予測システム、施設園芸、生育予測システム、収量予測システム、出荷量予測システム、出荷量予測、生産履歴管理、情報共有ツール、生産管理クラウド、かん水装置