輸E04 (農)巣南営農組合(岐阜県瑞穂市)
実証課題名
スマート農業を活用した高度輪作体系(3年5作)の構築による超低コスト輸出用米生産の実証
経営概要
196ha(主食用米100ha、輸出用米41ha、飼料用米13ha、小麦34ha、大豆5ha、
(令和2年度) 加工用キャベツ等3ha) うち実証面積:196ha
導入技術
①アグリロボコンバイン、②自動運転トラクタ、③直進キープ田植機、④水田センサ、⑤ドローン、 ⑥乾燥機連携システム、⑦営農支援システム
目標
- 売上高の増(約4割増)、輸出用米の生産コスト削減(7,000円台/60kg)、輸出用米の生産拡大(120t/年)
目標に対する達成状況
- 3年5作体系の実施により作付け面積を1.2倍に拡大し、売上高2割増を実現
- スマート農機導入により輸出用米(移植)の生産コスト7,000円台/60kg及び、輸出用米194tの生産を実現
- これまで事務等を担当していた女性従業員2名をスマート農機によりオペレーターとして育成し、新たな雇用をすることなく、経営規模の拡大を実現
導入技術の効果
自動運転トラクタ
- 自動運転トラクタ(65ps)と有人監視トラクタ(55ps)の協調作業により、従来トラクタ(65ps)と比べて、耕起作業における作業効率が1.4倍向上。
直進キープ田植機
- 直進キープ田植機の活用により、慣行機と比較して16か所で疲労度が減少。
ドローン
- ドローンにより従来の乗用管理機と比べて、農薬散布作業における作業効率が3.1倍向上。
乾燥機連携システム
- 乾燥機連携システムにより、仕上がり時間を予想できるためそれに合わせて刈取面積や収穫スピードを調整することで、乾燥機の空き時間が無くなり、日当たり処理面積が1割向上。
(194tの輸出用米を11日で乾燥)
事業終了後の普及のための取組
- 地域の農業関係団体、行政組織等で構成する「岐阜地域スマート農業推進会議」により、地域のニーズや農業者の経営状況等に応じて、きめ細やかにスマート農業技術の普及に向けた対応を行う。
- 有識者や生産者、農業関係団体等で構成する「岐阜県スマート農業推進協議会」により、情報発信を行う。
問い合わせ先
岐阜県農政部農政課スマート農業推進室
Tel.058-272-1562
関連リンク
キーワード
トラクタ(自動運転)、ロボトラ、自動操舵、協調作業、同時作業、自動航行、田植え機、田植機(直進キープ等)、防除、農薬散布ドローン、コンバイン(食味・収量センサ)、収量コンバイン、乾燥機連携システム、収穫物乾燥機、水位センサ、水管理システム、水田センサ、営農管理システム、経営(経理)管理システム、V溝乾田直播、V溝直播、大規模水田作、イネ、主食用稲、水稲、輸出米、輸出用米、飼料用稲、飼料米、飼料用米、コムギ、こむぎ、小麦、畑作物、キャベツ、野菜(茎葉菜類)、飼料作