

茶2F01:(有)北本製茶園【京都・南山城村】
実証課題名
中山間傾斜地茶園における高品質てん茶の省力生産体系の実証
経営概要
5.8ha(茶) うち実証面積:茶5.8ha
導入技術
①茶生育等予測マッピングシステム、②傾斜地リモートセンシング、③乗用型散布量自動調整防除機、④生産管理システム
目標
経営主の作業時間24%削減。削減した時間を充当することで規模拡大可能となり、32%の販売金額向上
目標に対する達成状況
- ①茶生育等予測マッピングシステムと②傾斜地リモートセンシングの組み合わせによるほ場確認体系の導入により、経営主のほ場確認時間を年間29日相当削減(目標:年間50日削減)
- ③乗用型散布量自動調整防除機及び④生産管理システムの導入により経営主の作業時間をそれぞれ年間31日相当(目標:年間11日削減)、6日相当(目標:年間4日削減)削減
- ①~④の技術導入により、経営主の作業時間を年間25%削減し目標達成
導入技術の効果
①茶生育等予測マッピングシステム + ②傾斜地リモートセンシング
<茶期>
- 茶生育等予測マッピングシステムによる生育予測と定点カメラを組み合わせて利用することで経営主のほ場確認時間を6%削減

<非茶期>
- 主にドローン空撮によるほ場確認により経営主のほ場確認時間を75%削減
- 非熟練者を含めても、全体で62%削減

③乗用型散布量自動調整防除機
- 経営主による歩行防除に対し、非熟練者操縦のスマート防除機による防除の導入により、経営主の作業時間を100%削減
- 非熟練者を含めても、全体で57%削減

④生産管理システム
- 経営主が出荷に必要な生産履歴等の作成に係る時間を90%削減
- 誤入力防止機能や電子出力生産情報のバーコード化により、荷受側の確認作業の簡素化差戻し件数減(30%→0%)

事業終了後の普及のための取組
- ①茶生育等予測マッピングシステムや②傾斜地リモートセンシング、④生産管理システムについては、研修会等を通じて普及を図ると共に、関係機関で連携して導入支援を行う。
- ③乗用型散布量自動調整防除機については、初期投資が大きいことから、実証結果を踏まえて、単独購入だけでなく、地域でのシェアリングも視野に導入コスト等費用対効果を試算した上で、補助事業等を活用して導入を支援し、普及を図る。
問い合わせ先
京都府農林水産技術センター
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キーワード
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