水2E06:(株)ヒラキファーム(三重県伊賀市)

実証品目: 水稲種子 | 実証面積: 15ha

実証課題名
多様な品種供給を可能にする中山間水稲採種産地向けのスマート採種技術の実証
構成員
(株)ヒラキファーム、伊賀ふるさと農業協同組合、(株)東海近畿クボタ営業本部 東海事業部、(株)日本農業サポート研究所、三重ヰセキ販売(株)、全国農業協同組合連合会三重県本部、三重県農業機械化協会、三重県農業協同組合中央会、三重県米麦協会、三重県

背景・課題

  • 三重県における種子生産は中山間地が中心で、中山間地では小区画ほ場が点在し、種子生産に適するが生産効率は低い。
  • 生産効率を改善できないのは、種籾生産に特有な手作業の労力負担があり、主食用米以上に精密な管理を必要とされることが原因。
  • 後継者不足と高齢化から種子生産現場は限界に達しつつあり、スマート農業技術を確立し、新規参入できる土壌を育成することが急務。

本実証プロジェクトにかける想い

種子生産には精密で多労な管理が求められることから、新規参入はほとんどない。 2 年間の実証期間で、種子生産のスマート農業技術導入の指標となるデータを提供し、農業者のイメージする種子生産に対する敷居を下げることを目指します。

目標

  • 実証生産者における
    • 水稲種籾合格率 92%→100%
    • 水稲種籾の生産コスト 1,049 千円/10a→838 千円/10a(▲20.2%)
    • 水稲種籾の作業時間 19.1h/10a→12.5h/10a(▲35%)
    • 種子採取にかかる所得率 42.6%→53.7%

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

三重県(農林水産部農産園芸課)
Tel: 059-224-2547

視察等の受入について
三重県農林水産部農産園芸課 水田農業振興班 高橋
Tel: 059-224-2547