(株)つじ農園(三重県津市) 土3E4サ

実証課題名
ドローンを使った農作業のシェアリング体系の実証
経営概要
20ha (水稲 15ha, 小麦5ha) 実証面積:水稲・小麦他 150ha (10生産者の合計)

導入技

①三重ドローンシェアリングシステム(MDSS) 運用 ②リモートセンシング用ドローンのシェアリング ③散布用ドローンのシェアリング

  • シェアリングによりドローンの導入コストを削減(散布用35%、リモセン用65%)、水稲の収量を5% 向上、労働時間を10%削減、カメムシ被害等による着色米割合を11%→6%に低減

目標に対する達成状況

  • 自主開発したMDSS で栽培データの共有と作業ログの取得、進捗管理を的確に行い、10 生産者を対象にリモセンフライト延べ1,977ha(うち作付面積324ha)、散布サービス延べ367 回(95ha)を実現。
  • シェアリングによるドローン導入コストの削減率は、散布用・リモセン用ともに70%(目標達成)。
  • リモセンと連動した散布用ドローンの追肥により、水稲5.8%、小麦4.5%の収量向上(目標達成)。
  • 防除の作業時間が26%削減されたが、総労働時間は3.7%(R3)の削減にとどまった。
  • 適期防除により、着色米率はR3:0.8%、R4:1.6%で地域平均の1/3 以下に低減(目標達成)。

導入技術の効果

事業終了後の普及のための取組

  • 代表機関を中心にドローンシェアリングを継続するとともに、新たに他地域でシェアリング体制を構築する際に、「サービス」として支援事業を提供する。
  • 三重県の令和5 年度「普及計画」において、本事業を始めとするスマート農業の水平展開を図り、水田担当普及員を中心に本実証成果に関する研修を進める。
問い合わせ先

(株)つじ農園

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