(有)ヤマニ果樹農園(千葉県市川市) 果3C2リ

実証課題名
千葉県ナシ栽培におけるスマート農業技術の体系化に向けた技術開発及び実証
経営概要
2.1ha(ニホンナシ1.9ha、キウイフルーツ0.2ha) うち実証面積:2.1h

導入技

①防除支援システム、②微気象観測装置、③生育期の画像解析、④ロボット作業車(自動追尾)+収穫+除草剤散布+せん定枝回収、 ⑤軽労化評価

  • 化学合成農薬使用成分数を30%以上削減、ロボット作業車の導入で労働強度20%低下、労働時間10%削減

目標に対する達成状況

  • 「梨なびアプリ」を使用した防除実証区は、化学合成農薬使用成分数が40%削減され、県が認証するちばエコ農産物の基準を満たし、有利販売につながった。
  • ロボット作業車による効率化実証については、コンテナを運搬する際の心拍数の増加は少なかった。ナシ収穫における作業時間は6時間/10a(17%)、整枝・剪定作業時間は5時間/10a(4%) 削減された。
  • 収量性は、2 カ年平均で実証区では可販収量が3%増加した。

導入技術の効果

事業終了後の普及のための取組

  • 「梨なびアプリ」については生産者の評価が高く、R4年度は約70 名の生産者が試用を開始している。引き続き、県内の普及指導員やJA とも連携して、生産者への普及を進めていく。
  • 作成したAI 画像解析アプリについては、現地での画像データを収集し、精度の検証を図るとともに活用方法を検討する。
  • ロボット作業車は、リースにより初期投資を軽減するとともに、引き続き実証事業を行い、利用拡大を図る。
問い合わせ先

千葉県農林総合研究センター 最重点プロジェクト研究室

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