5G4G2:(株)土佐北川農園ほか(高知県北川村ほか)

実証品目: ゆず | 実証面積: 2.9ha

実証課題名
高知県安芸地区におけるローカル5Gの活用によるゆず生産スマート化実証
構成員
(株)エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所、(株)土佐北川農園、浜渦健介、小松進、日鉄ソリューションズ(株)、(一社)日本の農村を元気にする会、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)、(株)エムスクエア・ラボ、北海道大学、高知県安芸農業振興センター、高知県農業協同組合安芸地区本部、北川村、安芸市

背景・課題

本実証フィールドである安芸地区では、小規模経営への対応や傾斜地での作業安全性の確保といった中山間地域の地形的な特徴に由来する課題に加え、生産コストの低減や新規就農者の確保・受け入れ体制の強化等が求められている。


本実証プロジェクトにかける想い

高知県における北川村を含む安芸地区は日本最大のゆず産地として知られ、我が国で初めてゆず青果の輸出に成功した産地でもあります。県の普及指導計画においては、作業受託組織の育成など産地維持の仕組みづくり、担い手の育成支援、などの課題を位置付けています。
これらの課題を踏まえ、防除・除草といった負荷が高く頻度も多い作業をスマート農機に代替し、ローカル5Gの大容量・低遅延の通信ネットワークを活用したソリューションによって生産者の作業時間軽減を目指すとともに、新たな担い手育成のために新規就農者受け入れ体制を強化するなど、各技術の社会実装に向けた実証を行います。また、これらの技術を産地でシェアリングすることにより、生産者のコスト低減を目指していきます。
中山間地域で同様の課題を抱えている地域にも展開できるソリューションを実証しますので、ぜひ高知県安芸地区にお越しください

目標

  • モバイルムーバーの導入により、農薬散布時間を50%削減、草刈時間を35%削減。
  • 新規就農者遠隔指導ソリューションの導入により、新規就農者受け入れ可能数2名増、指導コスト33%減

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

(株)NTTデータ経営研究所 社会システムデザインユニット 小島 卓弥

視察等の受入について
株式会社NTTデータ経営研究所 実証事務局 ml_shikoku_l5g_main@nttdata-strategy.com