施4H1: 岡村農園ほか【福岡県北九州市】

実証品目: トマト、ミニトマト、大葉春菊、ナス | 実証面積: 50a

実証課題名
デジタル技術を活用した農業支援人材の育成作業の集約と活用モデルの実証
構成員
北九州市、岡村農園、高木翔太、北九州市立総合農事センター、北九州農業協同組合、(株)インターネットイニシアティブ、(株)ファームプロ、福岡県八幡農林事務所北九州地域普及指導センター

背景・課題

  • 北九州市は約96万人の人口を抱え、地産地消が盛んな都市近郊型の農業
  • 地産地消の需要の変化に合わせて柔軟に生産現場に投入できるパートタイム労働力が不足
  • 生産者が育成した有能な人材は個々の生産者が囲い込む傾向にある
  • 地産地消の需要の変動を断片的な販売実績データだけで判断する必要があり、正確な生産計画や出荷計画を立てることが難しい

本実証プロジェクトにかける想い

人手不足はどこの地域でも長年抱えている重要な課題です。
都市近郊型の北九州市においても、農業現場の近くに多くの人はいるものの「農業に携わる方法を知らない」、「そもそも農業が自分たちの地域で盛んにおこなわれていることを知らない・知る機会」が無い人々が多くいます。北九州市では地域の人々に農業の存在を深く知ってもらい、農作業へ関わる機会を提供していきたいと考えています。

そのためには北九州市の地産地消の代名詞でもある"地元いちばん事業"を土台にして、

  • 地域全体で農業支援人材を育成するためのカリキュラムの作成
  • 生産データ・販売データを基に需要予測をすることで、農業支援人材が適時に農作業現場で活躍する場の提供
  • 農産物直売所の需要に合わせた適時生産による販売額の増加

を目指していこうと思います。

目標

  • 農業支援人材を10名育成
  • 生産者の直売所販売における対象品目の販売額を2021年度比10%増加
  • 農業支援人材の育成カリキュラム25作業作成

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

北九州市産業経済局農林水産部農林課

視察等の受入について

北九州市産業経済局農林水産部農林課
Tel: 093-582-2078