JA宮崎経済連(宮崎県都城市)畜5H3
実証品目:豚
実証課題名
宮崎県の肥育豚育成におけるIT を活用した飼料量(給餌量)の低減・経営高度化実証
経営概要
70 日齢以降の肥育豚、豚舎 3 棟、10,500 頭のうち、実証頭数 3,500 頭
導入技術
①給餌量・給水量リアルタイム把握 ②豚舎カメラ ③経営データ分析ツール ④異変検知アラートシステム
目標
- 出荷日齢短縮による飼料量1.0%以上削減。
- 出荷回転数増加による売上3.0%以上向上。
目標に対する達成状況
- 出荷豚1頭当たりの飼料量(へい死豚を含む)は慣行区に比べ、約0.3%(0.66kg)削減された。
- 豚の生命維持に必要な飼料の総量が抑えられたこと、出荷に至らない個体への無駄な飼料投与が削減されたこと、年間出荷頭数が増加したことに起因する、平均最長出荷日数の短縮とへい死率の減少により、農場全体の年間売上は計画時と 比較して、約2.4%(11,545千円)向上した。
導入技術の効果
事業終了後の普及のための取組
- 疾病の可能性を通知するアラート発生時に疾病対応を実際に行った割合は3割程度であったことから、環境アラートについては季節性 をより正確に反映させるため多年にわたるデータの蓄積と分析を行うこと、給餌量に係るアラートはより多くの日齢毎の給餌量データ を取得し、アラート発生基準値の適切な調整を行うことで、アラートシステムの設定内容の改善を図る。
- 現場からはアラートと疾病の関連性を実感できたという声が上がっていることから、アラートシステムの導入先として経験の比較的浅い生産者の農場において、疾病発生の可能性を逃さず対応を促すための仕組みとして活用することが考えられる。
問い合わせ先
富士通株式会社 パブリック事業本部 河村望
E-mail:
関連リンク
キーワード
遠隔監視、発情・分娩・異常検知システム、発情検知、飼料、自動給餌システム、畜産、営農管理システム、経営(経理)管理システム、ブタ、ぶた、養豚